朗読劇「Mr.Prisoner」と2.5次元舞台2作品を鑑賞した話。

1~2月の生観劇の少なさ(ライビュや配信では観てるけど)を取り返すように、3月は宝塚花組の他にも3作品を劇場で観る機会がありました。以下、簡単な感想。

「MANKAI STAGE『A3!』〜AUTUMN&WINTER 2019〜」
・ゲームはもう離れて久しいのですが、とりあえず第1部は観ておきたいなーと申し込み。
・ご用意されただけ良かったと思うべきなんだろうけど、3F最後列という、梅芸メインホールでの座席運の悪さをしみじみと感じる配置だった(体感90%ぐらいの確率でいまいちな席になる)
・しかも直前のCASANOVAの席配置が良すぎて舞い上がってたおかげでオペラグラスを忘れるという大失態。仕方がないので、雰囲気味わいながら全体を観ようと開き直る。
・春夏のときと同じく、脚本はゲームのシナリオを舞台用に再構成したもの。そうなると、秋組はいいとして冬組はわりと唐突かつがっつり不思議要素が絡むから、そこが個人的には微妙。(これは舞台化のせいではなくゲームのときからの不満)
・GOD座の芝居もちゃんとやったのはおお、となった。これは良いアレンジ。(レニさんの演出スタイルとか、少なくともゲーム中この時点では出てなかったと思うから)
・キャラクターもゲームのイメージ崩れることがなくてよかった。ゲームでは誉さんが好きだったんだけど、ちゃんと誉さんだった。あと、東さんを演じる上田さん、別舞台でも同系統のはんなりした役を演じてらしたけど、同系統でも雰囲気が違ってるのはさすが役者さんだと思った。

「文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌」
・こちらもゲームは離れて久しいのですが、演出担当の吉谷光太郎氏の舞台は相性が良いのか楽しめる確率が高いのと、あと別舞台で良かった役者さんが出演されるということで申し込み。四季の公演とかその他でもそれなりに京都劇場行ってるけど、初めて1階席がご用意されたよ!!!
・刀剣と同じくストーリーほぼなし&最低限の設定のみ(私がゲームやってたときはそんな感じだったけど今は変わってるかも?)、というゲームをどんな感じに舞台にしているのかちょっと不安もあったけれど、少ない設定と実際の文豪の背景、それと独自設定をうまく組み合わせたシナリオだった。休憩なし約2時間で、比較的コンパクトにまとまってたのも良。
・太宰がとてもうざかった(褒め言葉) 志賀さんはツンツンしてた。あれ、ゲームではあそこまでじゃなかったよね……?
・舞台装置とアンサンブルさんの動き方使い方が、とても吉谷さん演出の舞台だった。ああいう動きであれこれ表現されるの、とても好き。

プレミア音楽朗読劇「VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner」
・サンケイブリーゼに別公演で行ったときにチラシを観て気になってた公演。
・ヴィクトリア朝の英国で、ロンドン塔に収監されている「声を聞いてはいけない囚人」に関わったある少女の物語。出演は山寺宏一さん、林原めぐみさん、上川隆也さんの3名。
・生演奏がとても贅沢。声と音を存分に味わいながらその情景を想像するのが楽しかった。
・山寺さんの1人9役がすごかった。ひとり9役と言ってもひとことふたことの役ももちろんあるんだけど、それでも全部「違う人」として聞こえたのは単純にすごい。林原さんは演じる役は一人なんだけど「少女」と「女性」でやはりぜんぜん違う。おふたりとも、瞬時の切り替えがすごいと思った。
・「魔界転生」ぶりの上川さん。このかたはなんというか、俳優さんなんだなあ、と。朗読の合間等にされるちょっとした、細かい動きでそんな風に感じました。
・サントラは発売されるみたいだけど、音声入のCDもしくはDVDは発売されないのかなー。もう一回じっくり聴きたい。

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