かーなり性質の悪いのに罹ったらしく、いきなり40度近く発熱し病院に運び込まれてそのまま数日寝込んでました。
あんまりにも酷かったので流行のノロウイルスかとビクビクしてたんですが、違ったのは不幸中の幸いというべきか。
そこそこ調子が戻ってきたので(熱も平熱より少し高い程度)、ぼちぼち日常生活に復帰といきたいところ。
……あとは、早く食欲(+味覚)戻らないかなぁ(←現在ほぼマヒ状態。スポーツドリンクで生きてます。)
待ってましたーっ!
『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』(酒見賢一/文藝春秋)が2/20に発売(予定)ですよちょっとそこの奥さん!(誰)
映画『墨攻』(映画はあくまで「コミックが原作」とのことですが、コミック版は読んでないからどう違うのかよく知らない……)も2月公開ですし、やっぱり時期を合わせてきたのでしょうか。
まぁなんにせよ発売が待ち遠しいです。連載も読んでるけど、掲載誌が入手できなかったりで未読の回もありますしねー。
『結晶物語 4』[前田栄/新書館ウィングス文庫]
お伽噺や童話をモチーフにした現代あやかし譚、第4巻。これで完結となる今巻、収録作は雑誌掲載分の「硝子の絆」(モチーフはシンデレラ)、そして書き下ろし「玄武の策略」(モチーフは桃太郎)の2作品。
普通なら触れもしないはずの結晶を、どのような手段でか人間の女性が凍雨から奪っていったのが発端となり大騒動が起こる「硝子の絆」。この元凶となった祥子という女性、やることなすこと黄龍や凍雨の逆鱗に触れる始末で。つーか、「鳥神の呪い」(2巻収録)のかぐや(仮名)も大概アレな性格だと思ってたけど、それに輪をかけてアレなんだものなぁ……。とばっちりで義妹・花籠が残した唯一の形見である結晶を狙われた黄龍は気の毒としか言いようが……花籠としてはようやく想いを告げることが出来て僥倖だったかもしれませんけど。ともあれ、祥子がそんな性格の女性なので、最後に相応の報いを受けても同情の余地はあまりなかったというのが正直なところではありますが、あのあと彼女が一体どんな生活を送ることになるのかちょっとは気になるところ。あと、黄龍と凍雨の友人?関係も見所だったかも。実際、1巻当初からしたらかなり仲良くなってるよなこの二人……って、指摘したら黄龍は死ぬほど嫌がりそうですが。
一方、題名からも明らかなように玄武絡みの書き下ろしは、前の話と違ってなんかこう、明るいというか気が抜けるというか。玄武の頼みごとの馬鹿馬鹿しさもさることながら、黄龍の敬老精神(グランドファザコンともいう気がする)には悪いと思いつつ笑ってしまいました。それにしても、本人無自覚ながら力の引き出し方が上手くなってる様子なのはさすがというべきか。
……えーと、こうして改めて書き出してみると、収録作品2作品ともいつも以上に黄龍が散々な目に遭ってたのは気のせいでしょうか(笑)
全4巻、なかなか楽しいシリーズでした。満足。
欲しいときに見つからない。
しばらく前から買おうかどうしようかうだうだ迷っている『パレドゥレーヌ』。
雰囲気だけでも分かるかなぁと購入してみた小説版が結構いい感じだったので、本格的に欲しくなってます。
で、今日仕事の帰りにパソコンショップを覗いてきてみたのですが、見つからない……。
この前ソフ○ップ行った時に買っておけばよかったかな。でも、別に限定版いらないし(通常版はおいてなかった)
まぁ、もう少し探してみて見つからなかったらamazonさんにお願いすることにしよう。
……って、今月他にもゲーム2本ほど購入する予定なのに、買ってる余裕あるのか私。
『スカーレット・クロス 月蝕の復活譚』[瑞山いつき/角川ビーンズ文庫]
不良神父とその『聖なる下僕』となった吸血鬼の少女の物語、スカーレット・クロス本編9巻にして最終巻。
クライマックス直前のはずの『背信の月露』はいまひとつ盛り上がりに欠ける印象だったのですが、さすがに最終巻の今回は盛り上がりましたねー。しかも、登場人物の大部分はそれぞれの想いを貫き通し、あるいは願いを叶え、おおよそ満足な結末を迎えるという大団円だったし。もっとも1名、やや気の毒な最期を迎えたキャラもいますが、あれも本人の望んだ形ではなかったにしろ希望は叶ってることになりそうですしねぇ。正直、ここまでのハッピーエンドを迎えるとは思ってなかったので、ちょっと意外で。力技だなぁと思う一方、まぁこういうのもたまには悪くないかとも思ったり。……それにしても、「王」の話はさらっと語られたくせに酷かったですな……
ともあれ無事完結。短編集含めて全10巻、主従らぶ大好きな人間としてはなんだかんだ言いつつも楽しめるシリーズでした。次回作も楽しみにしております。