『THE DAY Waltz 2』[前田栄/新書館ウィングス文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
『バラガンサン物語 モンゴルの滑稽ばなし』[若松寛:訳/平凡社]【amazon ・ boople ・ bk1】
『ワイン物語(上) 芳醇な味と香りの世界史』[ヒュー・ジョンソン/平凡社ライブラリー]【amazon ・ boople ・ bk1】
2008年3月の購入予定。
毎月恒例、現時点でほぼ購入が確定している本の自分用備忘録。
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A5判というのも私的にはちょっと微妙……。
ふと気がついたら、東洋文庫のオンデマンド版が一挙に追加されてた。
で、何気なくラインナップを見てみようかと検索してみたのですが……一瞬で理性が崩壊しそうになりました。
落ち着け私、いくら今月は購入予定を控えているとはいえ上乗せで購入はするんだしそもそも結構な値段だぞと必死に自分に言い聞かせていますが……ああでも、欲しいなぁ……(陶然とした眼差し)
『君のための物語』[水鏡希人/電撃文庫]
第14回電撃小説大賞金賞受賞作。事前にあらすじを読んだ時点ではいまひとつピンとくるものがなくてスルーしようかと思っていたのですが、なんとなく気になって購入してみた。作家志望の「私」と、とある出来事を切欠に知り合った「彼」。彼らの奇妙な交友を綴った物語。
中身はいわゆる連作短編形式で、一話ずつ「私」と「彼」ことレーイに様々な形で絡んだ出来事が描かれています。
紡がれる物語のどれもが、淡々としているようで、しかし切なさや優しさを感じさせてくれる普通に「良い話」。さらに、関わった出来事を通じて「私」とレーイの信頼関係がゆるやかに構築されていく過程がまた「良い話」で。なんというか、派手さや目新しさはほとんどないけれど、全体的に落ち着いた雰囲気と着実に積み重ねられていく物語の展開が魅力的だなぁと思いました。あと、読了後に冒頭の謝辞をもう一度見て、そういう趣向だったかとなんとなく納得。
ライトノベルとしてはかなり地味な部類になる話だとは思いますが、個人的にはこういう話は大好きなので楽しめました。次回作も期待。
再読の回数。
deltazulu様が話題にされていたのに影響されて、自分の読書履歴を振り返ってみたのですが、基本的に気に入った作品は何度でも読み返すから分からないという結論に……(←駄目駄目)
ただまぁ、それでもぶっちぎりで再読しまくってるだろうと自覚している作品は『はてしない物語』[ミヒャエル・エンデ/岩波書店]。それとほぼ同率か少し及ばずぐらいで『鏡のなかの鏡―迷宮』 (同)。この2作品は、いまでも年に何度かは発作的に読み返しますからねぇ(さらに、『はてしない物語』に関しては墓まで持っていくと心に決めていたりするし。) ……そしてどうでもいい話ですが、『はてしない物語』のリンク先がハードカバー版なのは単なる個人的なこだわりです。つーか、文庫版の装丁は認められないんですよどうしても……。
ライトノベル系での再読は、「運命のタロット」シリーズ[皆川ゆか/講談社X文庫ティーンズハート](往生際が悪いといわれようがなんと言われようが、今でも第3部発売を信じて待っていますとも。つーか、10年ぐらいなら普通に待てると思ってるし。)がトップかなぁ。これに関しては、シリーズ通して読むより、『神の家』から『女教皇』までを集中的に読み返すことが多め。勿論シリーズ全体でも好きなのですが、あのあたりの流れが特に好きなので。
なお、これらの本(「運タロ」はシリーズ1作目)を最初に読んだのは揃って小学生のころ。そう思うと、もはや刷り込みに近いのかもしれない。