ついに連載終了しました、「テスタメントシュピーゲル」kindle連載の感想。ネタバレ注意。なお、連載を加筆修正した文庫版は今春発売予定だそうです。
・13回読了後:いやー、やめてやめてー。わかってたけどどう足掻いても絶望しか見えないのつらいいい!
・14回読了後:うわあ……ここまでの絶望一色が反転まではいかなくても、希望に至る道がちゃんと見える……
・ラスト付近の涼月マジかっこいい。冬真と大人たちを前にくわえ煙草で「○○○って○○○んだろ?」(ネタバレのため伏せ字)とか。惚れる。惚れざるをえない。
・冬真も、水無月と吹雪が倒れて、そこから彼らに託されたものを背負い、遺されたものを完成させるのが自分の役割と決意する流れがとても主人公だった。
・日向は本当、もうどうなるかと! このまま死亡フラグ回避してください。
・乙はもっと揺れるかと思ってたけど、修業の成果かこれまでの精神的成長の賜物か、弱さも垣間見せつつなんとか踏ん張ってくれて全体的に安心感が半端無かった。
・雛、思わぬ味方も得ておそらくは最終覚醒。彼女の決意は、でも、別れを前提としたものだからどこかもの悲しい。なんとか救済措置ありませんかね……
・水無月はMSS本部でのまさかの、も驚いたけど、そのあとの雛との会話(一方的に喋ってただけだけど)が。そのあとの雛の決意も含めて尊い。彼らがこの事件を越えた後にちゃんと顔を合わせて話ができることを願いたい。
・しかし、特甲猟兵たちの状況がつらい……彼らのやってきたことはあれだけど、それでも14回で陸王が言った望みは彼(あるいは彼ら)の切望なのだろうと分かるだけに。なんとか彼らにも希望の芽は出ませんかね……
・あと、14回は怒涛の真実暴露回でもありました。いろいろと予想してたこともあったりしましたが、「カール・クラウス」のアレはさすがに予想してなかったよ!
14回ラストが、2のプロローグで描かれた鳳と涼月の対面の少し前ぐらい?だから、3の序盤の山は鳳を目覚めさせるための戦いになるのかな。そのあと、この物語がどういう結末を迎えるのか。3の開幕が今から待ち遠しいです。