2011年・私的お気に入りの本。

昨年に引き続きペースダウン中ですが、まぁ、年末恒例行事ということで。順不同。
なお、今回はライトノベルも一般小説もごちゃまぜ。前提条件は今年発売されて読んだ本、というだけで、再読でも気にせず選びました。(今年は個人的に復刊組が強すぎたんです……)

『金星特急5』[嬉野君/新書館ウィングス文庫]2011.12.24 感想
現実世界と似て異なる世界を舞台にした冒険譚。世界の謎もらぶの行方も皆美味しい。そろそろ折り返し地点を過ぎた印象で、これからどう風呂敷が畳まれていくのかがとても楽しみ。

『夢の上(全3巻)』[多崎礼/中央公論新社・C☆NOVELS FANTASIA]2011.06.04 感想
とある「神」を崇める国の、変革に関わった人々の物語。構成の都合で多少冗長に感じる面もありましたが、それを補って余りある面白さでした。終盤はもう、あちこちでじわっときた。

『北の舞姫 芙蓉千里II』[須賀しのぶ/角川書店]2011.05.02 感想
激動の時代を生きる女性フミの一代記、第二部。芸妓・芙蓉として哈爾濱で多忙な日々を送っていたフミに、怒涛の如く試練と選択が降りかかっていく展開は、さすが須賀さん容赦がないという感じ。ラストの彼女の選択は個人的には「えー」という感じなんですが……ともあれ、第三部で彼女がどうなっていくのかが気になるところです。

『Fate/Zero(6)煉獄の炎』[虚淵玄/星海社文庫]2011.06.11 感想
同人誌版で読んではいましたが、商業版もゲットして読みました。主人公のセイバーがいじめられるのは、この次を考えればまぁ仕方がない。その分、最初へっぽこだったウェイバー君の成長がとてもいい感じでした。

『七姫物語 第六章 ひとつの理想』[高野和/電撃文庫]2011.07.05 感想
祝・完結その一。なお動乱治まらぬ箱庭を、大人も、担ぎ出された少女たちも、それぞれがそれぞれの考えで歩いていく。彼らの道程に、出来るならばまだしばらくつきあっていたかった。

『戦塵外史 六 双帝興亡記』[花田一三六/GA文庫]2011.08.17 感想
祝・完結その二。「大陸」の様々な時代に生きる人々の物語「戦塵外史」シリーズ。完結巻となったこの巻は、玉座を争った兄妹の話。兄側は理想を砕かれ傀儡とされた男の悲哀と機と狙って為した反撃、妹側は辺境で力を蓄えていく過程と側近の青年との微妙な関係。地味ながらも手堅く描かれていて、面白かったです。

『ミストクローク―霧の羽衣 (3)永遠の大地』[ブランドン・サンダースン/ハヤカワ文庫FT]2011.01.23 感想
祝・完結その三。「Mistborn」三部作、邦訳版完結巻。「サンダースンの雪崩」、恐るべし。この一言に尽きる読後感でした。

『忍びの卍 山田風太郎ベストコレクション』[山田風太郎/角川文庫]2011.04.05 感想
復刊万歳!その一。山風忍法帖の中では珍しく、絞りに絞った人数で行われる忍法勝負。駿河大納言まで巻き込んだ勝負がどう帰結するのか。ある人物が描いた図式が白日のもとに晒される瞬間は、鳥肌。

『瞳の中の大河』[沢村凛/角川文庫]2011.10.25 感想
復刊万歳!その二。ある王国の内乱を終結させる、そのきっかけともなった英雄の物語。綺麗事だけではすまない困難な道を、ひたすら愚直に歩んだ男の生涯。文章は時に素っ気なく感じることもあるけれど、内容は最初から最後まで密度たっぷりで読みごたえあり。

『ゴーストハント(全7巻)』[小野不由美/幽ブックス]2011.11.22 感想
復刊万歳!その三。リライトされて小説としてはすっきり読みやすく、ホラーとしては怖さが地味に上昇。各巻それぞれが趣向の異なる怖さで、ぞわっとする。個人的には5巻が最恐かなぁ。

その他、「レッド・アドミラル」「シスター・ブラックシープ」「プリンセスハーツ」とかそのあたりのシリーズ完結組もよかったなぁとか、新創刊のf-Clan文庫に当たりが多くて嬉しかったなぁとか、そんな感じ。
あと印象に残った作品では、『魔群の通過-天狗党叙事詩- 山田風太郎幕末小説集2』[山田風太郎/ちくま文庫]はお気に入り、ではないんだけど、なんかもうすごいとしか言いようのない作品で……何度読んでも読後の疲労感が半端ない……。

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