2010年・私的お気に入りの本(一般小説編)。

続いて一般小説編。(1)今年発売された本、(2)復刊や文庫化等の場合、以前に読んだ作品は除外する、という条件で選んでます。

『神の棘』[須賀しのぶ/早川書房]
ナチス支配下のドイツを舞台にした物語。ここに須賀さんの本気を見た。圧巻。

『ミストクローク―霧の羽衣 (2)古からの声』[ブランドン・サンダースン/ハヤカワ文庫FT]
順調に翻訳が進められた「Mistborn」三部作。現在刊行分はとても盛り上がったところで切られているので、シリーズ完結巻(来年1月予定)が待ち遠しくて仕方がありません。あと、わんこかわいいよわんこ(とても重要)

『銀二貫』[高田郁/幻冬舎時代小説文庫]
「みをつくし料理帖」シリーズが好調な高田さんですが、今年文庫化されたこれはぎゅっとその持ち味が詰まっていてとても良かったです。物語を締めくくるある会話がじんと沁みる。

『善人長屋』[西條奈加/新潮社]
小悪党ばかりが暮らす長屋に店子として入った堅気の職人。やたらと善人の彼が持ち込む様々な騒動を、嫌々ながらも解決するはめに……という連作時代小説。さっくり読みやすくて面白い人情ものでした。

『金曜のバカ』[越谷オサム/角川書店]
表題作のばかばかしさがとても好きです。今年はデビュー作『ボーナス・トラック』と第二作『階段途中のビッグ・ノイズ』も復刊。どちらも面白い作品でオススメですよ。

次点は「クシエル」シリーズ(『クシエルの啓示(全3巻)』感想)。フェードル三部作の完結はやはり感慨深く、『善人長屋』とどっちにしようかと悩んだものの、1冊完結型の『善人~』に軍配が上がった格好に。
ちなみにどうでもいいですが、条件(2)を取り外してしまえば、角川文庫で刊行開始された山田風太郎ベストコレクションで全てを埋めてしまう自信があります(笑顔)

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