『石霊と氷姫(上・下)』[西魚リツコ/幻狼FANTASIA NOVELS]

 徳間から発売されている「暁と黄昏の狭間」シリーズが評判聞いてるとなかなか面白そうで気になっていた作者さん。折よく幻狼で上下巻の作品が発売されたので、購入してみた。

 ひょんなことからともに旅をすることになった騙り屋のアルと「石霊使い」のテオ。それぞれ目的を持つ二人の行く手には、国家の行く末にも関わる陰謀が待ちうけていて……というのがおおまかな導入。
 感想としては、オーソドックスなファンタジーでなかなか面白かった、という感じ。ただ、ちょっと分量が足りなかったかなぁ……。いや、上巻はアルの結構行き当たりばったりな騙りやら何やらでテンポ良く進んでいくし、下巻になると玉座を狙う輩の陰謀やらも本格的に絡んできてさらに怒涛の展開!でとても面白く読んだのですが。しかし、その分キャラクター同士の関係性とかがちょっと薄くなった印象。せめてアルとテオの珍道中の分量がもう少しあれば、なぁ。でないと、ちょっと後半あそこまで絆が強くなるには弱いんじゃないかな、と思った。

 まぁ、ちょっと物足りなさはありましたが、コンパクトにまとまっていて面白かったことは面白かったです。「暁と黄昏の狭間」も機会があれば読んでみようかな。

作品名 : 石霊と氷姫(下)
    【 amaozn , honto
著者名 : 西魚リツコ
出版社 : 幻狼FANTASIA NOVELS(幻冬舎)
ISBN  : 978-4-344-81897-2
発行日 : 2010/3/31

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