『三国恋戦記』予約特典CD「月下の争奪戦」感想。

久々にアクセス解析眺めてみてたら、最近『三国恋戦記~オトメの兵法!~』予約特典CDの感想求めて流れ着いてくる人が一定数いらっしゃるようなので。ニヤニヤゴロゴロした!の一言しか書いてないのに、なんだか罠にかけたみたいで申し訳ないなぁ……と思ったので気合い入れて感想書いてみた。ちなみに、私が予約購入したのは公式とソフマップですが、まぁ、公式は設定原画&SS集効果もあって結構買ってる人多いだろうし、というわけで、ソフマップの特典感想のみ。

ざっくりした感想としては、孟徳が駄目な大人で文若が取り繕ってるけど遠まわしに花ちゃん気にしてて元譲が損な役回りで……あれ、こう書くと本編とあまり変わってないな。えーとまぁとにかく、孟徳軍好きには普通にニヤニヤ楽しめる内容でした。ルートは、孟徳がそれほど花ちゃんに依存してない様子なのに対して文若のデレ度が高いような気がしたので、文若ルートの一幕として脳内認識済み。まぁ、このあたりの判断は人それぞれかな。

以下詳細&ネタばれ感想。興味がなかったりネタばれ嫌な人は回避お願いします。

【第1幕】
大量の書簡を処理してる文若&文官見習的に雑用こなしてる花ちゃん。そろそろ一区切りつくからお茶にしよう、とちょっと和んでいるところで孟徳が乱入。
彼は明日、武将たちと遠乗りに行く予定になってるらしいのですが、花ちゃんも一緒に行こう!と誘ってきます。これに異を唱えたのはいうまでもなく文若。大量の仕事があることを主張し、頑固阻止する構え。「私はこの者の上司です!」「そのお前の上司は俺だ!」のやりとりが地味にツボった。駄目な大人がいる!みたいな感じで(笑) ちなみにこのあたりの口論、文若本人がどこまで意識しているかはともかく、花ちゃん連れ出されるのが面白くなくてイラっときてるのが丸分かりでとてもニヤニヤしました。
このままでは埒があかないと思ったのか、花ちゃんの明日の予定をかけて勝負しろ!と言いだした孟徳。彼女はものではないと渋る文若ですが、意地でも引きそうにない孟徳に、しぶしぶ同意することに。

【第2幕】
夜。「この宴のような有様は何事ですか」と心底うんざりした調子の文若。どんな状況になってるかは語られませんが、行司役に引っ張り出された元譲も含めて4人しかいないというのに豪華&大量の料理を準備済みという時点で推して知るべし、というところでしょうか。税の無駄遣いだと言う文若に、俺持ちにするからそれでいいだろう、と返す孟徳。……本当、全力で駄目な大人だなこの人。いや、そこが持ち味のキャラではあるんだけど(笑)
肝心の勝負の内容は囲碁。これなら対等の勝負になるだろう、とは孟徳の弁ですが……えぇと、この人正史で記録残ってるほどの実力の持ち主じゃ……?とちょっとだけ思った。文若はなんか囲碁関係の逸話とかあったっけ……覚えてないや。
ともあれ始まった勝負。ドラマCDだから静かに勝負するわけではないだろうと思ってましたが、予想以上に孟徳が文若を揺さぶりまくり、それにいちいち律儀に反応する文若にニヤニヤゴロゴロするはめになりました。
せっかくなので、ツボったポイントを一部列挙。

「私は、一生独身でいるなどと言った覚えはありませんが?」
「へぇ、お前結婚する気あるんだ!」(心底驚いた調子で)
「えぇ、まぁ……」
(中略)
「あれは、思い定めた相手以外には、別に好かれずとも構わない、という意味です!」
「じゃあそういう相手がいるんだ」
「……それ、は……」
ニヤニヤニヤニヤ。

(孟徳の誘導に乗って、文若が花ちゃんベタ褒めしたあとで)
「ずいぶん彼女を買ってるんだなぁ。お前が他人をそんな風に言うのを初めて聞いた気がするよ?」
なんか無茶苦茶ニヤニヤしてる孟徳が目に浮かぶ。

「それにしても仕事とはいえ、一日中彼女と一緒にいられるなんて羨ましい限りだよ。俺の周りなんてむさくるしいのばかりだもんなぁ。元譲とか、元譲とかさー」
「……俺は、そんなにむさ苦しいか……孟徳……」(滅茶苦茶落ち込んだ声)
元譲頑張れ超頑張れ。

(花ちゃんには明日から自分のところで働いてもらおうかなぁ、と言いだした孟徳に対してあれこれ言ってみたあとで)
「それに、丞相の側にお仕えするとなると、違う目で見る者も、多いかと……」
「違う目って、例えば?」
「…………あ、あ、あの…………」(思いっきり口ごもってる)
どうしても「妾」と言いたくないらしい。なんだこのかわいい人。

(入りこんできた猫を膝に乗せた花ちゃんを眺めて)
「なんだか猫が羨ましくなる構図だなぁ。お前もそう思うだろ文若」
「(咳払い)わ、私は、別に……」
文若さん声が裏返りまくってます。なんだこの(ry

孟徳の心理戦が功を奏したかそれとも主君に対する文若の遠慮ゆえか、勝負は孟徳有利。このまま勝負が決するか、と思われた時にトラブルが発生し、盤面が滅茶苦茶に。もうすぐ勝てたのに、と残念がる孟徳に、度重なる挑発に我慢が限界を超えたらしく負かされるつもりはありませんでしたが?と言いだす文若。それにムッときたのか、「仕切り直しだ」「今度は手を抜くなよ」という孟徳に対して、「――望むところです」「丞相のほうこそ、あとになって泣きごとを言っても、知りませんよ?」と返す文若。嗚呼、静かに怒り狂ってる様子が目に浮かぶわ(笑)
しまいには、どっちが花ちゃんの風避けになる(=隣に座らせる)かで大人げなく喧嘩を始めた二人に、「いい加減にしろー!」と怒鳴りつける羽目になる元譲さん。つくづく苦労人ポジションですね……頑張れ。

【第3幕】
翌日。いつものように仕事をする文若&花ちゃんに、遠乗りの予定を中止して朝から文若の執務室に陣取ってるらしい孟徳。結局あのまま勝負が流れたのか、それとももう一戦して分けたのか。ともかく勝敗がついていないのに文若だけ花ちゃんと一日過ごせるなんてずるい!と愚痴りまくり。そこに、「遠乗りを中止したなら大人しく仕事を片付けろ!」と元譲(他の文官に泣きつかれたらしい)が怒鳴りこんできたのをきっかけに、花ちゃんを連れて逃亡を図る孟徳。慌てて追いかける文若と元譲の声に、「あーもう、聞こえない聞こえなーい」と言いながら走り去る孟徳は、やっぱり駄目な(ry

文若はゲーム本編ではルートが短めだった(つーか、三君主と師匠以外は分量少なめだと思ってるけど)ので、良い糖分補給になりました。
あと、つくづく損な役回りの元譲さんに愛の手を差し伸べたくて仕方がないのですが。恋愛らぶらぶEDじゃなくても、本編中でもうちょっと仲良く会話したりするイベントでもあればなああ。

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