平和さん主催の『2007年上半期ライトノベルサイト杯』(外部投票ページ)。忘れないうちに投票ー。
まずはシリーズ部門5作品。
『BLACK BLOOD BROTHERS 7 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ 王牙再臨-』[あざの耕平/富士見ファンタジア文庫]【07上期ラノベ投票/複数/9784829119211】
『オイレンシュピーゲル 弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!』[冲方丁/角川スニーカー文庫]【07上期ラノベ投票/複数/9784044729028】
『流血女神伝 喪の女王6』[須賀しのぶ/集英社コバルト文庫]【07上期ラノベ投票/複数/9784086010122】
『海馬が耳から駆けてゆく 4』[菅野彰/新書館ウィングス文庫]【07上期ラノベ投票/複数/9784403541148】
『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』[酒見賢一/文藝春秋]【07上期ラノベ投票/複数/9784163251202】
「BBB」はこれに投票せずに何に投票する、といった感じですね。一言で言って最高。
「オイレンシュピーゲル」は、イラストからは軽めなイメージを受けますが、内容は悲痛かつ凄惨。そんな状況の中、仲間と共に生き戦う少女たちの姿が圧巻。
「流血女神伝」はいよいよラスト直前。カリエをはじめとする登場人物たちの迎える結末が気になります。
「海馬が耳から駆けてゆく」は、「事実は小説よりも奇なり」という言葉が思い浮かぶエッセイ集。このエッセイシリーズは腹筋が鍛えられます。
「泣き虫弱虫諸葛孔明」は、作者氏の技量勝ちというか。とにかくアホで変な話に仕立ててあるのに、でもやっぱりちゃんと三国志になってるこの不思議。これも腹筋が鍛えられます。
続いて単発部門5作品。
『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ1』[霜島ケイ/小学館ルルル文庫]【07上期ラノベ投票/単発/9784094520088】
『龍族 創世の契約1』[花田一三六/中央公論新社・C☆NOVELS FANTASIA]【07上期ラノベ投票/単発/9784125009834】
『ルピナス探偵団の当惑』[津原泰水/創元推理文庫]【07上期ラノベ投票/単発/9784488469016】
『カナスピカ』[秋田禎信/講談社]【07上期ラノベ投票/単発/9784062138574】
『精霊の守り人』[上橋菜穂子/新潮文庫]【07上期ラノベ投票/単発/9784101302720】
「封殺鬼」は厳密にはシリーズ部門のような気もするんですが、単発に分類されてたので。とりあえず、この先高飛車美少女@セーラー服装備と人好きのするニート青年@不可思議な才能持ちの距離がどうなるのかが気になります。
「龍族」は、続刊への期待も含む。しかしこれを読むと、花田さんはやはり短編形式のほうが持ち味を発揮できているような気がしますね。
「ルピナス探偵団の当惑」は、もとがティーンズハートだからいいよね?というわけで投票。適度な軽さで楽しめる本格ミステリ。嗚呼、「エイリアン」もどこかで復刊してくれないかな……ついでに運タロも(←どさくさ紛れに何を呟いてますか)
「カナスピカ」は普通に良く出来た青春小説というかジュブナイル。あとからじわじわ、「ああいい話だった」という印象が強くなっています。
「精霊の守り人」は、アニメ化もされた児童文学におけるファンタジー代表作その一(「闇の守り人」は奥付見たら期間外だったのでこちらで投票) 土台のしっかりしたファンタジーで、読んでいると自然とその世界に惹きこまれていきます。
ちなみに、前回に引き続いて宇月原氏の『廃帝綺譚』に投票するかどうか迷いましたが、私的には氏の作品はどうしてもライトノベルには分類できない、ということで見送り。酒見氏の『泣き虫弱虫~』は、まぁ投票してもいいだろうとあっさり思えたのですが……ノリの差か?
投票ありがとうございます。ラノサイ杯集計人の平和です。
恐縮ですが『精霊の守り人』の投票コードが「複数」になっています。お手数ではありますが修正頂けると助かります。
集計作業ご苦労様です。
ご指摘の件、早速修正いたしましたのでよろしくお願いいたします。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。