受けてきました。初めての1級受験です。
結果は、玉砕の一言に尽きるかと。
まぁ、別に威張って言うことでもないけど、今回は最初からまだ合格レベルには達してないなーと自覚はしてたので、あまりショックではなかったり。
……とかいいつつ、予想以上に解けなかった(というか、苦手な原価計算だけでなく、商簿でも足切りにひっかかるかもーという感触なのがね…)ので、軽くは凹んでますが。
ともあれ、いろいろ反省しつつ、6月こそ合格レベルに持っていけるように気合いを入れて頑張ろうと思います。
読書メインの雑食系お気楽感想サイト。好きなものを好きなように楽しんでます。
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受けてきました。初めての1級受験です。
結果は、玉砕の一言に尽きるかと。
まぁ、別に威張って言うことでもないけど、今回は最初からまだ合格レベルには達してないなーと自覚はしてたので、あまりショックではなかったり。
……とかいいつつ、予想以上に解けなかった(というか、苦手な原価計算だけでなく、商簿でも足切りにひっかかるかもーという感触なのがね…)ので、軽くは凹んでますが。
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『死都日本』[石黒耀/講談社文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
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『新装版 新西遊記(下)』[陳舜臣/講談社文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
『凍りのくじら』[辻村深月/講談社文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
『日暮らし(上)』[宮部みゆき/講談社文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
『日暮らし(中)』[宮部みゆき/講談社文庫]【amazon ・ boople ・ bk1】
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無法都市と化した人工島を舞台に悪党たちの饗宴が繰り広げられる「越佐大橋」シリーズ、連作短編のようでそうでもないような外伝。
内容的には、ちょっとした事件が起こりつつもおおむね平和(?)な「島」の日常あれこれ、というところでしょうか。まぁ、日常とは言っても成田氏の作品にしてはわりと殺伐とした雰囲気かつ人もさっくり死ぬ話、というのは相変わらずなのですが。狗vs戌の(撃ち合いながらの)ちょっと意外な共演とかリーレイの過去とか、なかなか面白かった。
あと、今回はらぶ増量気味だったのでそういう意味でもニヤニヤできました。八雲とナズナの関係の進展具合とか戌に対する潤の憧れの気持ちとかは勿論美味しくいただきましたが、大穴だったのが麗凰兄さん。がるぐるの時はそんなそぶりなかった(と思う)のに、いつの間にそんなことに!みたいな。この先も周囲に軽くからかわれながら、探偵姉のちょっとした行動に慌てさせられてるといい。……あ、麗凰といえば、今回作中での表記が麗「鳳」になってた気がするんですが。ピンイン的に「凰」が正しいかなーとは思うけど……成田氏といえば誤字がつきものとはいえ、今回ばかりはいくらなんでも校正段階で誰か気がついてもいいんじゃないかな、と思った。
あとがきによれば、第2弾も予定されているようで。次はどんな話になるのか、楽しみなところです。
毎月恒例、購入ほぼ確定組の自分用備忘録。
“2008年12月の購入予定。” の続きを読む
今年もどこかでやるのかどうかは知らないけど、そろそろ元ネタのドラマが放送されるような時期なので、今回の月に一度は山風小説の感想を書こう企画(適当に命名)は『忍法忠臣蔵』にする。作者自己評価は「A」。
「忠臣蔵」といえば、近年変わり種もいくらかはあるものの、基本はやはり主君の無念を晴らすために討ち入りを決行した浪士たちの「忠義」の物語、というのが世間的なイメージでしょう。しかし、この『忍法忠臣蔵』において展開される物語は、その「忠義」の欺瞞や狂信的な部分を容赦なく暴き否定にかかっているのがまず面白い。つーかそもそも、主人公というか狂言回しに据えられている無明鋼太郎というはぐれものの伊賀忍者(余談ながら全忍法帖に登場する数多の忍者の中でも最強と言われる一人)が、恋人に裏切られたことをきっかけに「忠義(と女)が嫌い」になった男だという時点で「忠臣蔵」へのアンチテーゼにする気満々ですね、みたいな。
で、「忠臣蔵」なら赤穂浪士側vs吉良側の二陣営に属する忍者達が相争う話になるのかと思いきや。互いに争うことになる忍者たちは全て上杉家(藩主が吉良の実子)所属で、赤穂浪士の仇討を阻止するという最終目的も一緒、但し命令者と用いる手段の違い(藩主の命令により浪士たちを実力で排除しようとする10名の忍者と、家老の命令で浪士の直接的な暗殺を阻止しつつ色仕掛けで浪士たちを骨抜きにしようとするくの一6名)から衝突を余儀なくされる、という展開にも意表をつかれます(実力チートな無明はくの一たちの監視役なので必要以上には手を出してこないという制限付き) そんな流れなので、実は物語の中で忍法勝負そのものは二の次になってるというか。くの一たちの繰り出すあの手この手に脱落していく浪士たちの姿や最後に全貌が明かされる大石内蔵助あるいは上杉家家老・千坂兵部の思惑などなど、なんというか、良かれ悪しかれ華やかな復讐劇の裏に押し隠された澱みに重点が置かれている印象がありますね。実際、くの一たちの忍法はエログロで娯楽小説的にもサービス満点(?)なんですが、個人的に一番強烈な印象が残ったのは忍法なしのある意味で真っ向勝負だった「小平太崩れ」だし。あれはもはや、何を言えばいいんだか分からなくなるわ……。
史実の隙間では好き放題にやるけれど、最終的には史実にちゃんと合わせてくるのが山風作品の醍醐味ですが、この作品もその例にもれず。だからこその、無常さ・皮肉さに彩られた結末と、一人去りゆく彼の姿に、どうしようもないやるせなさが感じられます。