「謳う芝浜」@ほとり企画を配信観劇した話。

新型コロナの影響で各種イベントが自粛され、劇場も閉まって早数ヶ月。その間、過去公演の配信や無観客上演等、様々な方法で供給があったおかげでSTAY HOME期間もなんとかかんとか(精神的に)生き延びていました。そんな中、たまたま何かの演劇系情報で見かけたこちらの企画。「落語ベースの新作ミュージカル? 事前にお茶とお菓子を送ってくれる??? なんかよくわからないけど面白そう!」と、勢いで初日をぽちっと申し込み。以下、難しいことは何も考えてない観劇感想です。

・お茶とお菓子は申込日に寄るものの、ツイッター見てると極力公演前に届くように手配してくださってる模様。頭が下がります。
・急用入って観れなかったときのために、アーカイブ付のほうが良いかと思って、「松」のご褒美セットを注文。お菓子は越乃雪本舗大和屋の「万華鏡のかけら」。見た目がきらきら綺麗で、上品な甘さ。お茶は富士山まる茂茶園の一福茶箋。すっきりした味わいで、お菓子とよく合ってました。(余談ですが、このお茶って水出しとかできるだろうか……いや、熱いお茶はちょっと苦手(猫舌なだけ)で冷やして飲むことが多いから)
・開演前は音楽と注意事項が画面に。劇場アナウンス聞いてるみたいでテンション上がった。
・開幕後、まずは御伽(キャスト)お三方の挨拶と観客揃って「いただきます」。チャット機能で他の方のコメントが流れてくることもあって、勝手に画面の向こうにいる他の観客の方との連帯感を感じる。あと、御伽の方もコメントにリアルタイムで反応してくださったりとか、このあたりは生配信の良さだなあと思いました。
・お茶とお菓子で和んだところでいよいよ演目開始。「落語ミュージカル」の語句からぼんやり全編歌で構成されてるのかなーと想像してたけど、思ってたより歌が少なめだった。正直、ちょっと残念。まあでも、公式の説明書きにあるように「ミュージカル仕立ての落語」演劇だとあらかじめわかっていれば別にギャップはなかったと思うから、単純に私が勘違いしてただけとも言える。
・歌は少なめだったけれど、その分要所で聞かせてくれる印象。あと、御伽の皆さん台詞のテンポが良いのもあって、話がするっと頭に入ってきて楽しめた。三味線メイン?のBGMも耳に心地よかった。
・内容は落語の「芝浜」をほぼそのまま3人演劇に再構成した感じ。一人の演じ分けじゃなくて、それぞれに人格と表情を与えるとこうなるのか、という感じで興味深かったです。
・御伽の方も別の場所で演じてらしたそうだけど、舞台が限定されてる(今回の話はほぼ長屋内で話が進む)こともうまく作用してか、演出上の違和感はほぼ感じなかった。むしろ目線の合わせ方とか背景の切り替えとか、すごいなー上手いなーと思いながら見てました。
・次の演目は「死神」とのこと。結末どうするのか楽しみなので、またチケット購入しようと思ってます。次のお菓子は落雁系あるといいな(好物)

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