宝塚宙組「オーシャンズ11」を観てきた話。

タイトルで分かるとおり、人気ハリウッド映画をミュージカル化した作品。宝塚では3回めの上演(ちなみに花組版は履修済) 運良くチケットがご用意されたので、平成最後の観劇に行ってきました。
以下、さらっと簡単な箇条書き感想。

・冒頭、この春卒業したばかりの105期生による口上。何かと話題になっていた元テニス選手の娘さんもいらっしゃるはずなんだけど、正直、まだ区別がつけられなかった……(人の顔と名前を覚えるのがとてもとても苦手) フィナーレでのラインダンスは溌剌としてて、とても良かったです。Never give up!
・本編はかっこいい人達によるスーツ祭りで、とても目の保養になりました。
・「CASANOVA」に続いて誰も死なないストーリーなので、最後までわりと気楽に観られるのが良い。
・OPで真風涼帆さん演じるダニー・オーシャンが囚人服を脱ぎ捨ててスーツに→FATE CITYの流れは花組版を観て分かっててもテンションが上がる。
・メンバーの中でムードメーカー的な役割も担っている、芹香斗亜さん演じるラスティーはダニーとは違うタイプの良い男。硬軟揃ったちょい悪コンビは良きものですね。
・彼らが標的に選んだホテル&カジノの経営者・ベネディクトを演じるのは桜木みなとさん。宝塚版の彼、グレーゾーンなことをやっているとは作中で言われてるものの全体的に悪辣な感じが薄まっている(個人の印象)のでわりと被害者的な位置で観てしまうなーと思いつつ。最後の、これぐらいのことすぐに挽回してやる!という執念を感じる「Never give up!」の叫びが印象的でした。あと、「夢を売る男」がなんか聞いてて楽しかった。
・ダニーの妻で、ベネディクトからも求愛されている、星風まどかさん演じるテス。良い意味で若さを感じるテスだったなー。このテスなら、学生の頃にダニーの裏の顔に気づかないままに恋をして結婚して、そのあとは緑化推進NPOの運営やベネディクトのエコホテル計画も信頼して、というのも納得できるわー的な。
・メインとなる上記4人以外にも台詞や見せ場がある役が多めの演目なのに加えて、フィナーレでは105期生もいるからかいつも以上に熱気が感じられるなど、最後まで華やかな公演でした。

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