「魔界転生」を観てきた話。

日本テレビ開局65周年記念で企画された舞台。山風作品は忍法物より明治物のほうが好きと公言してはばからない私ですが、それでもこれは行かなくてはなるまい……と大阪初日と大千秋楽に観劇してきました。
以下、さっくり箇条書き感想。(なお、舞台そのものはあまり褒めてない)

・企画が企画だからか、お金がかかってる舞台だなあ、というのが素直な感想。
・脚本と演出は、正直あまり好みに合わず。
・特にプロジェクションマッピングによる映像多用。私はチープな特撮を観にきたんじゃないんだけど……という気分に。好きな人はああいうのも好きなんだろうけど、私はあまり、でした。
・脚本では、今回の舞台オリジナルの人物や天草四郎まわりの設定改変。別の舞台作品の後日談的な感じらしい?のですが……そのあたり押さえてなかったので置いてきぼり感。つーか、わざわざくっつける必要があったのかどうか。
・そんなこんなで「えー、あー、うん?」と首をひねることが多かったせいか、最後まで作品にいまひとつ入り込めないままでしたが、役者の皆様の熱演、特に殺陣は素晴らしかった。
・某将軍様の時代劇を祖母と一緒に毎週見て育った人間なので、柳生宗矩役の松平健さんの殺陣が生で観られただけでもチケットとった甲斐があったと思う。殺陣だけじゃなく、舞台の上にいらっしゃるだけで場の重さが違う気がした。
・十兵衛役の上川隆也さんの緩急のついた演技も素敵だった。2幕での宗矩、四郎、武蔵との対峙は、相手によって十兵衛の違う面が浮かびでて、そして最後に全ての業を背負って旅立っていく姿がなんとも言えない。
・魔界衆のボスというかまとめ役的な立ち位置に収まっている天草四郎。原作と違って人間としての情が捨てきれないところが哀れだなーと。他の魔界衆も、箍こそ外れているけど原作より人間らしい感じだったかな。田宮坊太郎あたりは全体的に良い扱いだったし。ただ、そういう描写にするなら荒木又右衛門ももうちょっとフォロー欲しかった気がする。
・他、2.5次元系で見知った俳優さんたちも何人か出演されてて、内心でがんばれーと勝手に応援モードになってた(笑)
・それにしても、上川さんと健さんのブロマイドとか決闘シーンの舞台写真があったら迷わず買ったのに……(とても残念)

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