『ストレンジムーン3 夢達が眠る宝石箱』[渡瀬草一郎/電撃文庫]

 未知の存在・迷宮神群の影響を受け、本人が望んだか否かは関係なく異能を得た人々が織りなす物語「ストレンジムーン」3巻目にして迷宮神群リコルドリクと「皇帝」ブロスペクトを巡るエピソードの完結。

 感想:だいたいエスハのせいだった。←身も蓋もない結論。別の世界から合流した従者の能力で傍迷惑度が上昇したエスハの本領発揮というべきなのか何なのか……。まあ、彼のちょっかいを発端に起きた今回の事件、どうなることかと思いきや案外あっけなく収束した印象。いやまあ、あっけなくというには被害は甚大だったけど、終盤の展開が急ぎ足だったからかそんな印象が強くて。あと、「皇帝」側についた友人や皓月も扱いが少しもったいなかったような気がしました。
 一方、旧作組の登場は素直にうれしかったですね。山ノ内さんもカーマイン卿もお元気そうでなにより。フェルディナンは、あえてそうしているのかいまいちツメが甘いのが相変わらずだなあ、と(笑) ちなみにくろとら君の正体は半分だけ予想が当たりました。……いやだって、さすがに(以下自主規制)だとは思わなかったし。

 エピソードは一区切りとなっていますが、大事な人を取り戻すために迷わずエスハの誘いにも乗ろうとしたモニカの今後や回収されていない詐欺師の石の行方など、続編があってもおかしくないような結末でもあり。また迷宮神群を巡る物語が読めることを期待しています。

作品名 : ストレンジムーン3 夢達が眠る宝石箱
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著者名 : 渡瀬草一郎
出版社 : 電撃文庫(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
ISBN  : 978-4-04-866648-0
発行日 : 2014.6.10

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