『Fate/Zero(4)散りゆく者たち』[虚淵玄/星海社文庫]

 「Fate/Zero」商業版第4巻。副題の通り、物語も折り返しを過ぎてそろそろ脱落者が増える巻でもあります。

 今回の見どころは、やはりキャスター戦でしょう。キャスターの呼び出した海魔を相手にしたセイバー・ランサー・ライダーたちの共闘は燃えます。その影で展開されるアーチャーvsバーサーカーとか時臣vs雁夜とかも見ごたえあり。しかし、とことん我が道を突っ走ったキャスター組は、最期の瞬間にもある種の希望というか答えを得て逝ってしまったというのは、なんというか、人生の皮肉って感じですな。ところで、商業版だとイラストがないから龍ちゃんがキャスターに自説を披露していた時の純粋無垢な良い笑顔が見られないのがとても残念だと思ったのは私だけでしょうか。
 それと対照的だったのが、ランサー組で。ランサーのクラスに召喚されるともれなく運が悪くなるというのは聖杯戦争のお約束なんだろうか……と思わず遠い目(でも、第五次のランサーはSNでもホロウでも自分の筋を通せたから、第四次のランサーよりはまだ幸運だったか) マテリアルで、「ランサーもランサーでケイネス個人は見てなかった」云々という記述がありましたが、それにしてもこの結末はやるせない。切嗣マジ外道。さらに、この戦いの結果ついに切嗣とセイバーの間の、絶対的に埋められない溝も表面化してくるという。……手法はさておき、切嗣の信念も間違っているわけではないあたりが、難しいよなぁと思います。
 あとは、最近ホロウやりなおしてたので「アイリスの土蔵」にちょっとしんみりしたり、ライダー&ウェイバー君にほのぼの?したり。

 さて、次はどこまで話が進むのか。最終日前あたりかなーと適当に予想しつつ、来月の発売を待つ所存。

作品名 : Fate/Zero(4)散りゆく者たち
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著者名 : 虚淵玄
出版社 : 星海社文庫(星海社)
ISBN  : 978-4-06-138908-3
発行日 : 2011/4/8

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