お休み期間にさっくり楽しめそうな本(2010年版)を考えてみた。

もうお正月休みも終わりですが(笑)、世間様では来週も3連休あるしーというわけで、去年読んだ本から適当に選んでみた。
ちなみに昨年同様、
(1)発行年度は無視。ただし、入手困難な作品は除く。
(2)切ない系・重い系・後味悪い系は除外。(新年早々だし気軽に楽しめるほうが良いかな、と)
(3)シリーズものはあまり冊数が多くないor話にある程度区切りついてること。
以上の条件で選んでみました。

『階段途中のビッグ・ノイズ』[越谷オサム/幻冬舎文庫]
部員が大麻に手を出した、という事件が発生し、廃部寸前にまで追い込まれた軽音楽部。部の存続のため、目指せ学園祭!と奮闘する高校生たちのお話。青春! 
『青春探偵団』[山田風太郎/ポプラ文庫ピュアフル]
山田風太郎の描く青春ユーモアミステリ。何せ50年前の作品なので多少時代は感じるけれど、面白さは文句なし。
『八犬傳』[山田風太郎/廣済堂文庫]
「虚の世界」で原典となる八犬傳をざくっと辿り、「実の世界」での執筆者たる馬琴の実生活を描いた作品。さまざまな苦難を経て、終章となる「虚実冥合」で描き出される光景は素晴らしい。
『一鬼夜行』[小松エメル/ポプラ文庫ピュアフル]
江戸幕府瓦解から5年。強面で人間不信の商人・喜蔵と百鬼夜行からはぐれた鬼・小春が様々な事件に関わる話。大きな破綻なく、ラストまでまとまっていて読みやすかったです。
「Replace」[柏枝真郷/幻狼FANTASIA NOVELS]
東京下町を舞台にした探偵物語。なお、主人公は特殊能力持ちですが、それに頼ってばかりでもないです。その他の面々も個性的。なんというか地味ですが、程よい軽さで楽しめます。現在2巻まで発売中。
『先生と僕(1)―夏目漱石を囲む人々―』[香日ゆら/MFコミックス]
ラストはコミック。副題の通り、夏目漱石とその友人や門下生たちをネタにした四コマ。時折しんみりするエピソードも挟みつつ、ほのぼの楽しい。つーか、先生がかわいすぎると思うんですが!

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