庶民派少女ミレーユと、周囲の個性的な面々が繰り広げる王道ラブコメファンタジー、第13巻。
「花嫁修業編」第2巻となる今回は、未来の大公妃としての側近探しがメイン。あと、これまで引っ張ってきたキリル関係の決着、かな。
側近探しに関しては、今後レギュラー化するであろう女性陣がどっと増えて一気に華やかになったなぁ、とほのぼのしたり。……類が友を呼ぶのか、集まった姫君たちが個性派ぞろいなのは、まぁ、ご愛敬ということで。つーか、前巻ラストで登場したシーカ様はそんなオチかと(笑)
あともう一人、忘れちゃいけないキリルついては……うん、大体予想通りでした。しかし、フレッドはともかく、ロイまで絡んでたとはなぁ。ご愁傷様、としかいいようが。でも、それでもやっぱり君が好きなんだ!と食い下がらずに、身を引いてくれたので好感度アップしました。……いや、あの二人のらぶらぶを目の当たりにしては、割りこむ余地がないと悟るしかないとは思いますが(笑)
真面目ところでは、ミレーユが自分の立場をちゃんと理解して、でも相変わらずの男前さを失わず前向きに頑張ってる姿が実に良いなぁ、と思います。まだいろいろと陰謀は燻っていそうだけど、仲間の力を借りつつこの調子で乗り切ってくれるに違いない。あ、リヒャルトとのいちゃいちゃは相変わらずの床ローリングでした。禁止令出されててこれとか何事だ。
次巻ではルドヴィック絡みでなにかあるのかな。一体どんな騒動が起きるのか、楽しみです。