deltazuluさんとリッパーさんが似鳥鶏の講演会参加のためにはるばる東京からいらっしゃったのに合わせて、オフ会が開催されました。
私は当日仕事だったので途中参加だったのですが、富士ミス追悼っぽい話とかあれやこれやとか、私は(オタク道的に)まだまだ精進が足りない!と思わされつついろいろお話できて楽しかったです。リアルではなかなかこういう話する機会がないからねー。
とりあえず、『破小路ねるのと堕天列車事件』はなんだか読んでみないといけないような気がした。
で、「せっかくでるたさんがいらっしゃるんだから京都便(=強制レンタル本)を渡さねばなるまい!」という使命感のもと、適当に本を詰め合わせて持っていった。
一応事前に希望を聞いて、単発で読める上に続きマダー率が低そうなのを選んだ(つもり)、とても優しい詰め合わせです。
……物理的な重さはまぁ気にしない方向で。いやでもそんなに重くなかったと思うよ?(かわいらしく小首を傾げてみる)
以下、何を貸したか忘れないためのメモ書き(+一言)
『戒』
ファンノベ大賞出身枠その1。才能に恵まれながら、道化師として生きざるをえなかった男の物語。話は結構ストレート。舞の場面など、『芙蓉千里』と比べると面白い、かもしれない。
『金春屋ゴメス』
ファンノベ大賞出身枠その2。近未来の日本に成立してしまった鎖国国家「江戸」を舞台に、入国早々流行病「鬼赤病」の正体を突き止めることになった新米江戸人の奮闘、という感じかな。時代小説でもあり現代ファンタジーでもあり。あまりクセがないのでさっくり読めます。(ちなみに、2巻も出ています)
『金曜のバカ』
ファンノベ大賞出身枠その3。読書メーターの読みたい本に『階段途中のビッグ・ノイズ』が入ってたから、同じ作者さんの本を混ぜてみた(素直に『階段途中~』を入れましょうよ)
『語り手の事情』
ファンノベ大賞出身枠その4。酒見賢一流「恋愛小説」。これに関してはもう、読んでからのお楽しみ、としか言いようがない気がする。
『幕末あどれさん』
歴史・時代小説枠日本編その1。大河が幕末だから!という理由で選んだ(適当) 幕末舞台だと幕臣や志士がメインに来そうなものですが、あえてそこから焦点をずらした物語。ちなみにシリーズタイトルはないものの、何気に続編が出ていたりする。
『三悪人』
歴史・時代小説枠日本編その2。新人さんの作品らしいけど、それぞれに頭の働く連中の騙し合い・腹の探り合いがなかなか面白かった。
『八朔の雪 みをつくし料理帖』
歴史・時代小説枠日本編その3。事情あって大阪から江戸に居を移した女料理人・澪の奮闘記。ご飯の描写が美味しそうな小説は良いものです。(既刊3冊まで)
『双子幻綺行 洛陽城推理譚』
歴史・時代小説枠中国編その1。武則天の御世、少年宦官・九郎と女官・香蓮の双子の兄妹が様々な事件や出来事に関わる連作短編集。この時代ならでは、という小道具等の描写が素敵です。
『王昭君』
歴史・時代小説枠中国編その2。読み終わったタイミングを見計らって、同じく異民族へ降嫁した女性つながりで「風の王国」をオススメしようなんて企んでませんよ? たぶん。
『ルピナス探偵団の当惑』
えぇと、少女小説枠?(もともとティーンズハートから発売されていた) ゆかさん読んだならもう一人のティーンズハート極点作家も読んでおくと良いよ!という理由で。『ルピナス探偵団の憂愁』という続編もあります。
『ぶたぶた』
和み小説枠。かわいいは正義です。
『室町少年倶楽部』
山風枠。前回明治ものと忍法帖を詰め合わせ済なので、今回は室町ものを。それに、明治ものは今度復刊されるしね!
……うん、こうやって見直してもやっぱり優しい詰め合わせですね。基本単巻、シリーズ化してても1巻は1巻で完結してるから、続きは読まなくても支障がないものね!