『プリンセスハーツ ~君は運命の人だからの巻~』[高殿円/小学館ルルル文庫]

 大国パルメニアを征服するという目的のため手を組んだ仮面夫婦と主従の戦いと、関係の変化を描くシリーズ第7巻。今回は幕間劇というか、仮面夫婦や脇役たちのエピソードを集めた短編集でした。

 本編がまたえらいヒキとなってるところでの短編集だったので、正直ちょっと拍子抜けもしましたが、読んでみるとこれはこのタイミングで挟んでおくのがベストかもなぁ、という気になりました(多分、本編はこれからますますシリアス度アップしていくだろうという見込みも含めて)
 各短編の内容は、なんというか、思ってたよりもらぶ要素が含まれていてとてもニヤニヤいたしました。とりあえず、仮面夫婦はもう「仮面夫婦」の単語を返上したほうがいいと思った。自覚がない&お互い根本的に勘違いしてるからすれ違ってるだけで、端から見てたらあんたら……!な状態だし。あと、ジルの侍女・リュリュカの恋のはじまりは微笑ましいというか、頑張れ恋する女の子!な気分に。本編で不穏なことになってる彼が、何とか早期に無事帰還して、彼女のアタックに対処する姿が見たくなりますね。
 そんな感じで普通にニヤニヤ楽しいお話もある一方で、ケイカとオースの過去話のような切なく苦い話やミゼルコリドの目的がちらりと見える話もあり。本編とのつながり・今後の展開妄想的にも興味深かったです。ミゼルの情報には、また新しい疑問が出てきたしな……

 さて、次は本編再開となるようで。オース王子の逆襲やジルの自覚など、いろいろ楽しそうなのでとても楽しみです。

作品名 : プリンセスハーツ ~君は運命の人だからの巻~
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著者名 : 高殿円
出版社 : 小学館ルルル文庫(小学館)
ISBN  : 978-4-09-452156-6
発行日 : 2010/5/26

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