年末行事というわけで。
今年読んだ本で、人へのオススメとか何も考えず、これは良かったor面白かったと思う本をライトノベル・それ以外の作品からそれぞれ5点ずつ列挙してみる(作者五十音順)
まずはライトノベル編。
『BLACK BLOOD BROTHERS 11 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ 賢者転生-』[あざの耕平/富士見ファンタジア文庫] → 2009.05.20 感想
祝・完結(その1)赤と黒の血。掛け替えのない絆。受け継がれていく想い。譲れない意思のぶつかり合い。考えられる限り最高に素敵で「らしい」終幕は、まさに感無量。
『テスタメントシュピーゲル 1』[冲方丁/角川スニーカー文庫] → 2009.12.01 感想
終わりの始まり。過酷な現実の中で幾度も打ちのめされ傷つきながら、必死に立ち上がって戦い続ける少年少女たち。先に待つのは絶望か、希望か。
『鳥は星形の庭におりる』[西東行/講談社X文庫ホワイトハート] → 2009.03.09 感想
聡明さゆえに家族の中で孤立しがちな貴族の少女と謎の吟遊詩人が、ある伝承が残る塔を巡る陰謀に巻きこまれ……という話。話としては比較的地味目だった気がしますが、世界設定や作中の雰囲気が良かった。一冊で話がまとまっているのも好印象。ちなみに、同じ世界設定で別の物語も発売されているのですが、そちらはなんだか壮大な話になっていきそうな気配もあり。
『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ5』[霜島ケイ/小学館ルルル文庫] → 2009.08.01 感想
祝・完結(その2) 物語の背景となる時代が時代だけにどんより重い気分にもなりましたが、それでも神島当主として凛と立つ桐子様が素敵でした。そして、志郎との「お友達関係」(この時点では恋愛未満)にごろごろした。とてもごろごろした。
『ヤンキー巫女逢桜伝』[夕鷺かのう/B’s-Log文庫] → 2009.06.17 感想
元ヤンで現巫女の梓とクラスメイトで神様代理の理系少年・ヨシノ君の凸凹コンビが繰り広げる神様捜索&魔物退治、という感じかな?主役コンビやその他脇役との掛け合いはテンポ良く盛り上がるし、シリアスとコメディのバランスも良い感じで面白かったです。「残虐拷問」は死ぬほど笑った。
次点は『パラケルススの娘 9 メフィストフェレスは踊る』(五代ゆう) → 2009.12.25 感想、『銃姫11 ~The strongest word in the world~』(高殿円) → 2009.12.26 感想、それから『龍盤七朝 ケルベロス 壱』(古橋秀之) → 2009.12.18 感想かなー。
「パラケルススの娘」は終幕直前でテンションが上がり、「銃姫」は祝・完結(その3)&意外と綺麗にまとまった!な印象。そして「ケルベロス」はあの存在自体が災害な敵役の描写が強烈。
さらに番外編で「アンゲルゼ」補完本『AAST』がとても良かった。とてもとても良かったです。