古都・甘味処巡り覚書(その七)。

店頭には商品を一切置かず(事前の作り置きもなし)、前日までに予約受注した分のみを当日に生産するというスタイルが徹底している御菓子司「嘯月」。
甘味処巡りを始めた当初から、ここは外せないよなぁと思っていたので、北大路まで足を延ばしてきました。
実はわざわざ北大路まで行かなくてもここのお菓子を出すカフェが祇園近辺に1件だけあるんですが。しかし、セットメニューで数量限定でしかも1品しかたべられないし。どうせなら全種類食べたいのが乙女心ですよね!
「嘯月」上生菓子
この日に作られていた生菓子は4種類で……はっ、しまった。それぞれのお菓子の種類と銘をお店の人に確認するのを忘れてた!
えーととりあえず種類は左上から時計回りに葛焼き、きんとん、葛饅頭、こなし、であってるはず(多分)
私の下手な写真ではうまく撮れていませんが、きんとんの上に細かな葛が乗せられています。光の加減でキラキラして、視覚的にも楽しませてくれるのが憎い。
(ちなみにこちらのお菓子、時間をおくとどんどん味が変わってしまうので、できるだけ早く食べるのがオススメです)

できればお抹茶と一緒に、と洒落こみたいところですが、あいにくストックがなかったので普通のお茶と一緒にゆったり賞味。
どのお菓子も口に入れた瞬間、ふわっと味が舌の上で広がっていくような、そんな感覚。餡の甘さはしっかりあるのだけれど、あとにはひかない上品さが実に良いです。
柔らかくもちもちしたこなし、きめ細かなそぼろがほろほろ溶けていくようなきんとんももちろん美味しかったですが、この日は気温も手伝ってか、ぷるんとした食感に程よく冷えた(←食べる直前にちょっと冷やしておいた)葛焼きと葛饅頭が一層美味に感じられました。

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