古都・甘味処巡り覚書(その二)。

市バスに揺られて帰宅する途中、唐突に「お茶飲みたい」と思ったので、市役所前で降りて「一保堂茶舗 喫茶室嘉木」に立ち寄る。
ここは正確には甘味処ではなく日本茶専門店併設の喫茶スペースなのですが、お茶と一緒に生菓子(干菓子に変更も可能)も出してくれるので。
このお店の最大の特徴は、「自分でお茶を淹れる」ことができることでしょうか。勿論、面倒なら店員さんにお願いできます。
玉露か煎茶もいいかなーと思ったのですが、なんとなく抹茶(濃茶)を注文。そして面倒くさがって店員さんにおまかせする私。

待つことしばし、京華堂さんの生菓子(何て名前のお菓子かもちゃんと説明してくださったのに、うっかり忘れた鳥頭)と一緒に濃茶が運ばれてくる。
(席によっては、目の前で点ててくださっているところを見ることもできますが、あいにく奥の席だった)
「一保堂」濃茶と生菓子
(光の加減で濃茶が上手く撮れませんでしたorz)
香りと苦みと甘みが凝縮された、ねっとりとした独特の味わいを堪能。お茶菓子も程よい甘さでバランスが良い良い。

濃茶が残り一口二口ぐらいになったあたりで店員さんに声をかけ、薄茶に点てなおしてもらう。
こちらのほうが一般的な抹茶のイメージに近い?のかな。きめの細かい泡が綺麗。口当たりはというと、濃茶に比べると当たり前ですがすっきりして飲みやすいですね。同じお茶のはずなのに、口に入れた瞬間の風味が全く違うのが面白い。まさに1杯で2度美味しい。

……しかし、ここでお茶飲んだあとは、普段の淹れ方の適当さになんだか申し訳なくなってくるな。

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