『輪環の魔導師 闇語りのアルカイン』[渡瀬草一郎/電撃文庫]

 渡瀬さんの新シリーズは「空ノ鐘~」に続いての異世界ファンタジー。

 読了後の感想としては、シリーズ1作目としては無難にまとまっていて、普通に面白かったというところ。地味ながら堅実に良作をかかれる作家という印象が強い渡瀬氏ですが、今回の作品もその例に漏れずという感じですねー。まぁ、今回の話は展開・設定共に定番かつ地味すぎてこれまでのシリーズと比べてもつかみは弱いような気もしましたが(禁句)、この先きっと盛り上がってくるんだろうと、そこは作者氏を信頼しています。
 あと、迷宮神群の名前が登場したのは驚きつつも嬉しかったですねー。エスハあたりは無理なく出張してこれるような気もするけど、無理かなぁ。……つーか、「パラサイトムーン」もそのうち続きが出ないかな……(遠い目)

 さて、それぞれの目的から共に旅立つことになったアルカインたち。この先、どのような旅が繰り広げられるのか。続きが地味に楽しみです。カボチャならぬ猫氏の活躍も期待。

作品名 : 輪環の魔導師 闇語りのアルカイン
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著者名 : 渡瀬草一郎
出版社 : 電撃文庫(メディアワークス)
ISBN  : 978-4-8402-4066-6
発行日 : 2007/11

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