『DOORS I まぜこぜ修繕屋』[神坂一/角川スニーカー文庫]

 現在も「ザ・スニーカー」誌上で連載中の神坂氏の新シリーズ。連載は全く読んでないのですが、とりあえず購入。

 感想。なんというかもう、素晴らしくアホな話でした。(←誉めてます)
 基本設定は、無数の平行世界がなぜか変な具合に混じってしまい、なぜかそれらの世界とつながるドア(もちろん無数)が自宅にできてしまい、なぜか「普通」の状態を覚えている女子高生とその妹が、世界を元の姿に戻している青年と出会い、彼の手助けをするため一緒に異世界に(日帰りで)旅立つ、というもの。この設定を背景に、一話完結で話は進んでいくのですが、「おかしな具合に混ざった平行世界」のネタの数々が不条理にも限度があるという感じだったり、あまりにくだらなさすぎたりして笑えます。触手とかありえないから。
 まぁストーリィは有って無きが如しという感じですが、理不尽コメディなんだからその辺はもう横においておくのが正解でしょう(適当)

 そんなこんなで肩の力を抜いて気楽ーに読めて面白かったです。次巻ではどんな世界が出てくるのか、ちょっと楽しみです。

作品名 : DOORS I まぜこぜ修繕屋
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著者名 : 神坂一
出版社 : 角川スニーカー文庫(角川書店)
ISBN  : 978-4-04-414618-4
発行日 : 2007/8/31

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