「銃姫」第7巻。そろそろシリーズ当初の目的を忘れつつある今日この頃。別にいいけど。
で、今回はいよいよ灰海を舞台にスラファトと流星軍の正面衝突が始まったのですが。あちらこちらで立ちまくってた死亡フラグはあえて見ない振りをするにしても、結構容赦ない展開で。一体ここからどういう具合に戦争が推移していくのか。現状ではよほどの奇跡でも発生しない限り壊滅という結果になりそうですが、はてさて。
登場人物がらみでは、やっぱりエルウィング関係の動きがいちいち気になりました。途中の描写では「……まさか喰った……?」と思ったりしましたが、さすがにそれは違っていたのでまずは一安心。しかし、アンがあれを手にしたことは今後何かの引き金になるのかと思ったら、最後になって愛するセドリック(+その他大勢)にその本性を見られてしまったわけで。次巻冒頭ではどんな展開が待ち受けているのか、楽しみなような恐ろしいような。あと、過去キャラたち勢ぞろいとまではいかないけれど、何名かが再登場。しかし、彼が登場したときには嬉しいというよりもまず吃驚しましたよ。つーか何であなた普通に生きてるんですかと(苦笑) ああ、忘れるところだったけどスラファトの事情もいろいろ酷いですね。それにしても、あの思想は同意しかねますが。
次巻でこの会戦は終結する模様ですが、登場人物たちの行く末も含め一体どんな結末となるのか、楽しみなところです。
作品名 : 銃姫7 ~No more Rain~
【 amazon , BOOKWALKER 】
著者名 : 高殿円
出版社 : MF文庫J(メディアファクトリー)
ISBN : 978-4-8401-1556-8
発行日 : 2006/6