グアム旅行に行ってきた@1日目。

自分ではあえて行きたいとは思わない場所なのですが、家族旅行で引っ張っていかれてました。前回のグアム旅行は大学卒業の頃だったから、ざっと8年ぶりぐらいになるのかな?
まぁとにかく、以下とても適当な旅行記録です。興味のある方はどうぞ。
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0908購入メモ(その2)。

『知っておきたい「食」の日本史』[宮崎正勝/角川ソフィア文庫]【amazonboople ・ bk1】
『雷の季節の終わりに』[恒川光太郎/角川文庫]【amazonboople ・ bk1】
『室町少年草子 獅子と暗躍の皇子』[阿部暁子/集英社コバルト文庫]【amazonboople ・ bk1】
『灰かぶり猫と半月の騎士』[汐月遥/集英社コバルト文庫]【amazonboople ・ bk1】
『夜来香幻想曲 はじまりは異国の王子様』[ひずき優/集英社コバルト文庫]【amazonboople ・ bk1】
『陽気なギャングの日常と襲撃』[伊坂幸太郎/祥伝社文庫]【amazonboople ・ bk1】
『風魔(上)』[宮本昌孝/祥伝社文庫]【amazonboople ・ bk1】
『風魔(中)』[宮本昌孝/祥伝社文庫]【amazonboople ・ bk1】
『風魔(下)』[宮本昌孝/祥伝社文庫]【amazonboople ・ bk1】
『花宵道中』[宮木あや子/新潮文庫]【amazonboople ・ bk1】
『論語抄』[陳舜臣/中公文庫]【amazonboople ・ bk1】
『手焼き煎餅の密室』[谷原秋桜子/創元推理文庫]【amazonboople ・ bk1】
『ストーム・ブリング・ワールド1』[冲方丁/MF文庫ダ・ヴィンチ]【amazonboople ・ bk1】
『翼の帰る処2 -鏡の中の空- 下』[妹尾ゆふ子/幻狼FANTASIA NOVELS]【amazonboople ・ bk1】
『はむ・はたる』[西條奈加/光文社]【amazonboople ・ bk1】
『追想五断章』[米澤穂信/集英社]【amazonboople ・ bk1】

『煙突の上にハイヒール』[小川一水/光文社]

 今より少し未来、少し技術の進歩した世界で、人間は「今」と大して変わらず暮らしている。そんな作品5つを収録した短編集。

 ちくりとする痛みを感じたりもするけれど、どの話も最終的にはどこかぬくもりを感じさせてくれる結末なので、読後感は良かったです。しかし、近未来の話とはいってもあと少しすれば手が届くんじゃないかと思う程度の未来にいる「普通」の人々や暮らし、社会の姿を描いているので、さほど突飛な要素はなく。少し先の日常話という感じなので、壮大な物語とかそういうのを期待して読むと肩透かしを食らうかも。
 個人的には表題作と「カムキャット・アドベンチャー」が好きかなー。雰囲気明るめで、単純に読んでて楽しかったので。一番印象に残るのは、時期も手伝って「白鳥熱の朝に」。強毒性新型インフルエンザのパンデミック収束後、それぞれの事情で心に傷を負った二人が立ち直る……というか立ち上がって歩きだそうとするまでの話なのですが……いろいろと、ずーんときました。特に、彼女の抱えるどうしようもない事情は……仕方がない、他の誰でも可能性があったと頭では分かっていても、当事者になれば感情的に納得することは難しいんだろうなぁ……。傷を抱えてそれでも一歩踏み出そうとする彼らの未来に幸多からんことを、と祈りたくなりました。

作品名 : 煙突の上にハイヒール
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著者名 : 小川一水
出版社 : 光文社
ISBN  : 978-4-334-92673-1
発行日 : 2009/8/20