はじめての台湾・その2。

起床。近くの公園で太極拳やってるだろうから見学に行こうかなーでも暑いしなーとごろごろしてる間に朝食の時間になってしまう。嗚呼、駄目駄目。

朝食後、忠烈祠(平たく言えば台湾版靖国)の衛兵交代を見学に行く。ここに限らず、中正記念堂や国父記念館等の警備に当たる衛兵さんは身動きしない事はもちろん、瞬きも控えるように命令されているそうで。分かりやすく言えば、東洋版バッキンガム宮殿の衛兵ってことですね(←微妙な理解の仕方するなそこ)
で、ガイドブックなどで「交代時の一糸乱れぬ動きが見所」と書かれてますが、これはもうすごいというか圧倒されたとしか言いようがありませんでした。日頃の訓練の賜物なのでしょうねぇ(しみじみ) しかし、表に出ている間はずっとピシッと動くことになってるのだろうと思っていたので、最後の最後、大門脇の詰め所?に引っ込む時殿の衛兵さんが笑って手を振ってくれたのにちょっと吃驚した。

次は、最大の観光名所だろう故宮博物館へ。
一言で感想を言うなら、「風格なら大陸、質なら台湾」という感じ。蒋介石が台湾へ持ち出した秘蔵の宝物品は陶器や象牙細工など選り取り見取り。溜息が出るほど美しかったです。
他にも庭園などもあるとのことでしたが、時間の都合で見学できず。そもそも、展示品の見物もかなり要点絞ってだったし。まぁ、ツアーだから仕方がないとは言え、ゆっくり見物できなかったのはやっぱり物凄く心残り。1日2日置いておかれても飽きないだろうになぁ。
その後は中正記念堂をぶらぶらしたり、総統府の外観を(バスに乗ったままでしたが)見学したり。

昼食は、点心の有名なお店。しっかりしたレストランを想像していたのですが、ファーストフードのお店っぽかったのにちょっと面食らいました。
でも、味は評判になるだけあってさすがに美味しかったです。特に小龍包が絶品。京都にも支店があるそうなので、そのうち食べに行ってみよう。

お昼からは自由行動。家族と別れて、友人へのお土産探しに繰り出したところ、あまりに普通な格好で歩いていたためかホテル出てすぐぐらいに道を聞かれてかなり困った。最終的に、「あいあむじゃぱにーず」と無茶苦茶カタカナ発音で乗り切りましたが。それからしばらくして信号待ちしてたら、また道を聞かれたのでまたカタカナ発音で(以下略) ……以後、予防策の意味をこめてガイドブックを片手に持ち歩くことにしました。それにしても、人種的に現地の人に間違われるのは仕方がないとは言え、そんなに道を聞きやすそうに見えるのか私。
そんなこんなであちこちのお店を覗きつつぶらぶら歩いていたら、雑貨のお店らしきところに辿りつく。一通り商品を見て回ったところ値段も手ごろだったので、ストラップをいくつか購入。ふと時計を見たら、そろそろ夕食の待ち合わせ時間だったので慌ててホテルへ戻る。

夕食は北京料理のお店。1日目と同じく、地元の人御用達、という雰囲気。味はまぁまぁでしたが、1日目のお店と違って、これはっ!と印象に残った料理はなかったかなぁ。あ、でも北京ダックは美味しかった。あと鱈の蒸し焼きっぽい料理。

食事後は、予約していたマッサージ。体格のがっしりしたマッサージ師の先生に全身をほぐしてもらう。極楽極楽。
すっきり幸せ気分で就寝し、台湾旅行2日目は幕を閉じたのでした。

はじめての台湾・その1。

前々から行きたいなーと思ってた台湾。このたび念願叶って、家族旅行で行くことになりました。
……そういうわりに、自宅出発一時間前にセットした目覚ましに反応せず(←正確には鳴ったの消して二度寝しただけ)20分前に母に叩き起こされるあたり、我ながらやる気があるのかないのか。
その後は特にトラブルもなく、無事台湾に到着。(←過程省きすぎ)
……亜熱帯? 熱帯? まぁどっちでもいいですが、とりあえず台湾の夏の暑さを舐めてました。蒸し暑いよー。京都の暑さのほうがまだマシだー。

ホテルに荷物を置いて観光モードに切り替え。食事までちょっと時間が空いていたので、近くにあった台北101というビルの展望台に登ってみる。
現在世界一の高さのビルだそうで、さすがに眺めが良かったです。それから、その辺のお店を冷やかしてる間に夕食の時間になったので、待ち合わせをしてたガイドさんと合流。
台湾料理のお店(地元の人も普通に利用するレストランというか食堂っぽいお店でした)に案内される。東坡肉とエビの炒め物のレタス包みが美味。他はまぁ悪くないというところでした。

食事後、ホテルへ帰る家族を尻目に途中で降ろしてもらって、個人的に今回の旅行の一番の目的であった本屋さんへの突撃を敢行。
捕獲目標は古龍の楚留香シリーズ1作目と梁羽生の白髪魔女傳、それから陳某の「火鳳燎原」21~最新刊までと『不是人』上下巻!
まずコミックの棚を見にいき、火鳳最新刊までは難なく発見。しかし、不是人はちょっと古めな作品なこともあってか発見できず……。
気持ち肩を落として小説コーナーを物色。
…………えぇと、金庸の作品は全部揃ってるのに何故に古龍と梁羽生は歯抜けなのでせうか。しかもお約束のように、よりにもよって欲しい本に限ってないという(涙)
かなりガッカリするもののこのまま何も買わずに帰るのも悔しかったので、とりあえず古龍の七種武器1巻目の『長生剣』を確保。頑張って読もう。
ついでなので店内をウロウロ。日本小説の翻訳版や日本語版そのままのもいろいろ置いてあって、見てて楽しかったです。小野不由美の『東亰異聞』の帯だったかに、「日本奇幻小説天后」と書かれていたのに、そうか、台湾ではそういう扱いなのかとなんとなく納得。他にも畠中恵の『しゃばげ』や夢枕獏の『陰陽師』、宮部みゆきの『理由』等など。ライトノベルでは「スクラップド・プリンセス」とか「ロードス島伝説」とか「十二国記」とか、あと「少年陰陽師」とか。普通の書店だったため、そんなに数は多くありませんでしたがそれでもいろいろと置いてありました。

あとは、タクシーに乗って夜景を眺めつつホテルへ戻り、就寝。台湾旅行1日目は幕を閉じたのでした。

留守にします。

家族で旅行に行くので、9/2まで留守にします。
その間、更新は勿論コメント等への返信も出来なくなりますので、あらかじめご了承ください。
では、行ってきまーす。

『シュヴァリエ』[冲方丁(原作)・文芸アシスタント/日経BP社]

ルイ15世による栄光の時を迎える一方で後に訪れる革命の予兆も芽生え始めていた、18世紀フランス。数年ぶりとなる姉・リアとの再会を前に浮き足立っていた青年警官のデオンだったが、その願いは叶わなかった。姉が不可解な失踪事件の被害者となってしまったために。デオンは従者となったロビンと共に、リアの姿と事件の謎を追い求めていく。

 メディアミックス化展開中の『シュヴァリエ』小説版。マガジンZで連載中のコミック版の前日譚になってます。
 てっきり冲方氏本人が書いているんだと思って購入したのですが、実際はアシスタントの人が大部分を担当された様子。あとがきによれば、冲方氏が担当したのは1話目だけのようです。

 で、肝心の感想ですが。……うーん、正直微妙だったかも。いや、決して面白くなかったわけではないんですが、なんというか。設定や小道具の使い方などは如何にもなんだけど、いま一つ文章のキレが悪いように感じてしまったりとか、そんな感じで。
 内容そのものは、デオンの成長物語として普通によく出来た作品だったと思います。それだけに随所で、「この部分、冲方氏が書いてたらまた別の表現だったのかも」とどうしても思ってしまったんですよねぇ……。

 別に冲方氏の目指すものがどこであろうと構いませんし、アシスタント制度にもとりたてて物申すつもりはありませんが(懐疑的ではあるけれど)、やはりご本人が書いてくださるほうが嬉しいよなぁ、とちょっと思った今日この頃(苦笑)

作品名 : シュヴァリエ
    【 amazon
著者名 : 冲方丁 ・ 文芸アシスタント
出版社 : 日経BP社
ISBN  : 978-4-8222-1749-3
発行日 : 2006/8/12

今気がついた。

『楓の剣!』3巻の読書記録、草稿に入れたままで公開してませんでしたよ。
とりあえず気がついたときにということでとっとと公開にしておきましたが、他に漏れてるのないだろうな……なにせ手作業なので、不安。