疲労蓄積中。

忙しすぎて泣きそうです。
つーか、疑問解消の為行政に一日何回電話してるんだよというぐらい電話しまくってるんですが、電話するたびに新しい疑問が湧いてくるのは何故。いい加減に頭がオーバーヒートしまくってるせいで、いまいち思考がまとまらなくなってきたし(まぁ、元からそうだといえばそれまでですが)
……嗚呼、有給とって一日寝たいなぁ(遠い目)

そんな荒んだ毎日を癒してくれるのは先日買った某乙女ゲームとbk1やamazonからの贈り物。乙女ゲームの方はゲーム的には駄目駄目もいいところなのですが、キャラがわりと立ってて掛け合いやらが面白いので気楽に楽しんでます。そっちのほうもぼちぼち区切りがつきそうなので、さりさんにオススメされたGS2、爆弾処理がウザくないという情報を信じて購入。さて、誰から落としていこうかな。
bk1とamazonからの贈り物はお手軽でいいのですが、(自分的に)到着日と信じていた日に到着しないと無性に切なくなります。具体例をいうならば、今日、『マルドゥック・ヴェロシティ』が届いていなかったこととか。…………うわーん、今日一日帰ったら読むぞー!と思って頑張ったのに(涙)

『ダナーク魔法村はしあわせ日和 都から来た警察署長』[響野夏菜/集英社コバルト文庫]

首都警察の特務捜査官としてキャリアを重ねていた青年イズー。しかし、ある事件をきっかけに田舎の警察署に署長として赴任することになる。書類上は栄転だが、本人にとっては左遷でしかない異動。意気消沈するイズーに追い討ちをかけるように、赴任先となるダナーク村は(今時滅多にお目にかからない)魔女たちが普通に存在する魔法村だった。

 響野さんの新シリーズ。シリアス一辺倒だった「ガイユの書」とは雰囲気一変のほのぼの系ファンタジー。

 感想としては、地味ながらも普通に面白かった、というところ。とりあえず、ダナークにやってきた当初カルチャーショックに唖然としているイズーには楽しませていただきました(酷) そこに暴走娘のビーが絡むと面白さ倍増。彼女とのやり取りやなんだかんだと彼女に引っ張りまわされてる姿は愉快というかなんというか。そういうコメディチックな面だけでなく、サリーと初めて会話する場面などでは格好良い面も見せてくれる、なかなか良い感じの主人公でした。ラストを見るに、これからもいろいろ周囲に影響を受けることで人間的に変わっていきそうなので、楽しみ。
 話としては、前半はダナークの描写が多いこともあってかほのぼの風味(一人無駄にイライラしたりしてる人もいますが・笑) しかし、後半はイズーの過去に絡んで重犯罪者が村にやってきて……と、ややシリアスな展開に。それでも重くなりすぎでほのぼの感を損なうというほどこともなく、ちょうどいい匙加減になっているのはさすがベテランというべきか。シリアス面の大部分を担っていると思しきイズーのトラウマになっている人物に関しては、今回は表面的な事実とほのめかし程度でしたが、まだまだ裏がありそうですし。今後どのように絡んでくるのか楽しみです。

作品名 : ダナーク魔法村はしあわせ日和 都から来た警察署長
    【 amazon
著者名 : 響野夏菜
出版社 : 集英社コバルト文庫(集英社)
ISBN  : 978-4-08-600841-9
発行日 : 2006/11

5日で限界を超えました。

脳みその許容量の話です。
ややこしい(というか細かい)業務続きでかなり煮詰まってます。
行政の方も微妙にやっつけしごとな資料だけ渡して仕事しろとかふざけたこと抜かすしさー(ブツブツ)
さらに昨日になって、どうあがいてもスケジュール的に間に合わないことが判明したので、一部業務は来月持ち越しになりそう。
だからって、今月の仕事が楽になるわけではないのですが(疲)

で。
疲労の影響で脳内糖分が足りなくなった反動か、無性に乙女ゲームがやりたくなってくる(←既に思考パターンがおかしい)
ある意味大本命のGS2は、かなり迷ったけど現状あんまり頭使いたくないんで回避(←そんな理由かい)
レビューをふらふら眺めて「これはゆるく遊べそうかなー」というのを適当に購入してみましたが、面白ければいいなぁ。

『繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚』[本宮ことは/講談社X文庫ホワイトハート]

 田舎育ちの平凡な少女が「聖獣」と契約したことをきっかけに、周囲の思惑に巻き込まれながらも自らの足で立とうと頑張る姿を描く「幻獣降臨譚」シリーズ第3巻。

 これまではアリアの目の届く範囲というか、極身近で起こった出来事が描かれてきましたが、今巻は少し離れた王都の思惑も絡んできました。幸いにも(?)そう大事にはなりませんでしたが、これだけで終わるわけもないし。次巻以降、どんな動きがあるのか楽しみ。
 一方、事態の中心にいるアリアはといえば、少しでも「聖獣の巫女姫」に相応しくなろうと、まずは知識取得に取り組み始めてます。地味な努力を厭わない彼女には、やっぱり好感を抱きますねー。そして、そんなアリアの姿に微妙に態度が軟化してきたシュナン。彼の背後関係もちらほら出てきましたが……良いところの坊ちゃんだとは思ってたけどそこまでだったか。しかし、そうなると現状は明らかにおかしなことになるわけで。今後、絶対に絡んでくるのだろう彼の事情も気になるところです。

 それにしても、まぁよくも毎回気になるところで以下続刊になるシリーズだなぁ(苦笑)

作品名 : 繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 本宮ことは
出版社 : 講談社X文庫ホワイトハート(講談社)
ISBN  : 978-4-06-255912-6
発行日 : 2006/11/2

『風の王国 臥虎の森』[毛利志生子/集英社コバルト文庫]

 唐代、異民族に嫁いだ文成公主の人生をベースにした物語、9冊目。

 今回は翠蘭の侍女で親友でもある朱瓔とサンボータの関係にスポットが当たった話。この二人のカップリングはなんとなく気に入っていたので、思わずニヤリとしてしまいました。話そのものは普通というか。飛びぬけて面白いということはないけれど、安心して読めるというか、そんな感じ。ああそういえば、今回は支配層と被支配層との軋轢から起こった事件ということもあってか、ここ数巻本編でワンパターン化していた敵キャラの微妙さがあまり感じられなかったのは良かったかも。

 ……それにしても、作中時間があまり進んでないように思えるのは、作者の人が例のあれを書きたくなくて牛歩作戦に出ているのだろうかと思わず邪推。まぁ、遅々としてはいますがそれでも時間が流れてはいるのでいつかは来ると思うんですけどねー。

作品名 : 風の王国 臥虎の森
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 毛利志生子
出版社 : 集英社コバルト文庫(集英社)
ISBN  : 978-4-08-600835-8
発行日 : 2006/11