まだ目がかゆくなってないので8割程度の確率で風邪だと本人は思ってるのですが、どっちにしろ具合が悪いことには変わりない今日この頃。
頭もイマイチまともに働かず、簿記の勉強しようとしてもちっとも頭に入ってこないから困ります(←それは言い訳だろ)
……まぁとりあえず、今日一日ぐらい玉子酒でも飲んで早めに寝てもいいだろう(逃避行動)
『戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢』[花田一三六/GA文庫]
GA文庫から復刊中の花田氏の初期作品シリーズ、2冊目。今回は短編集。
収録されている作品はどれも、「大陸」の様々な国で戦乱の時代をそれぞれの立場で生き抜いた人々の姿を描いたもの。ライトノベルらしからぬ、むしろ時代小説・歴史小説を連想させる筆致で描かれる物語は、なんとも渋い。最近の流行と一線を画しているのは言うに及ばず、同じ架空歴史モノの代表格「アルスラーン戦記」や「流血女神伝」等ともまた違う、硬質で落ち着いた面白さがあるというか。
収録されている作品で一番印象に残ったのは、「架橋」。九十六度も戦場から生還し、「戦場の主」と傭兵たちから畏怖される老傭兵。その最後の仕事となったある架橋戦を描いた話なのですが、これがまた渋いというか親父さんが格好良い。戦場を去るときの描写に、また味があるんだよなぁ。あと、書き下ろしの「策士の弟子」は数年ぶりの「大陸」新作にも関わらず、ブランクを感じさせない出来で満足いたしました。
さて、次巻『大陸の嵐』で「戦塵外史」シリーズ復刊分は全て刊行されることになりますが……やっぱり雑誌収録分(特に「最後の仕事」)もまとめて読みたいので、新短編集の発売に淡い期待を抱いてます。
『世界の中心、針山さん 2』[成田良悟/電撃文庫]
どこにでもいる普通の人、針山さん。彼の周辺で起きる異常な事件の数々を描く連作短編第2弾。
今回収録の各話で扱われているのは、悪霊に悪の組織に死霊使いに正義のヒーロー。なんかもう、1巻に拍車をかけて成田作品屈指のカオスな勢力図が形成されてます(笑)
個人的に一番面白かったのは、書き下ろしの最終話「柏木クロスの真っ赤な死」。ザコなはずの悪の組織の戦闘員(その実、あとがきで作者が断言してるように針山さんワールド最強キャラだったりする)に敗れ、さらに己の存在そのものを否定する事実を知らされ、諦念に捕らわれそうになり……そこからの復活が見事。熱血系はそれほど好きでもないんですが、それでも素直に応援したくなるキャラでした。次点は「としれじぇ2」。このシリーズ(?)は元ネタになってる都市伝説のひねり具合が面白いなーと思います。
さて、3巻ではどんな事件が起こって針山さんワールドのカオス化が進んでいくのか、ちょっと楽しみです。
3月の新刊購入予定。
とりあえず現時点で発売予定&購入ほぼ確定した書名のメモ。
“3月の新刊購入予定。” の続きを読む
こ、このバグブラウザめっ!
ふと確認してなかったことを思い出して、IEでデザイン確認してみたら予想以上の崩れっぷりに思わず唖然。
現在メインのFirefox とサブのOpera(いつの間にか入れ替わってる)では問題ないからこのまま放置して……というわけには行かないんだよなぁ(溜息)
ほぼ間違いなくCSSのwidth関係が原因だろうから、早めに対処するようにします。
……NNだとどういう具合に見えてるんだろうな(これだけはインストールしてないので確認できない)
問題解決。
width関係だろうとタカをくくってCSS見直してたのですが、問題が発見できず。
あれれ、と首を捻って検索かけてみたら……IEって子供セレクタ使えなかったんですか。orz
というわけで、子供セレクタを削除&子供要素それぞれにCSSの記述をコピペしたらIEでもきちんと表示されるようになりました。
これで表示上の問題はなくなったかと思いますが、何か気づいたことがありましたらコメントいただけると助かります。(さすがに自分で全部探すのはしんどいので←他力本願)