後漢末を舞台にした中華ファンタジー5巻目。クワンとダキの再会と左慈仙人の登場、そして攫われたシャガを助けるため黄巾の乱に巻き込まれていくクワンと、いろいろ状況を整理しつつ新展開といった巻でした。
クワンの正体(?)に関しては、以前にちらりと親の姿が登場したときにああアレか、と分かった人も多いとは思いますが、その予想に違わずでした。で、どうやらアレがクワンになった過程に帝江が関わってるらしいというのが興味深い。
他、ダキも年取ってないのは何か意味があるのかとか、もう半身を捜す必要がないというのはどういうことなのかとか、いろいろ気になるところ。
一緒に買った『異郷の草 三国志連作集』【bk1 ・ amazon】は三国志マガジン掲載の5編をまとめたもの。それ自体は別にいいんですが、最初の2編はクワン4巻に収録されてるからなんとなく損をしたような気がしなくもなかったり……
作品名 : 怪・力・乱・神 クワン 5 【bk1 ・ amazon】
著者名 : 志水アキ
出版社 : メディアファクトリー(MFコミックス)
ISBN : 978-4-8401-1674-9
発行年月 : 2007.2