ダイエットしよう。

事あるごとに言ってる気もしますが、そこはそれ。
このところストレスからか間食が増え運動も滞り気味と、これで太らなきゃ嘘だろうという生活パターンになっており。
なんとなーく体重計も避けるようになっていたのですが、本日久しぶりに測定してみたのですよ。

結果、過去最高水準。

…………いや、薄々気がついていたんですけどね。最近、明らかに顔が丸くなってきてたし…………でも数字を突きつけられるとやっぱりショックだったorz
とりあえず、まずは半年前の体重に戻すのを目標にしようと思います。頑張るぞ、おー。

『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ1』[霜島ケイ/小学館ルルル文庫]

 2年前完結したキャンバス文庫の看板シリーズ、ルルル文庫に移動して新章開始というかシリーズ再開というか。ちなみに、このシリーズは読もうかと思ったとき既に結構な冊数が発売されていたため尻込みしてしまい、新書版で発売された選集3冊は読んだものの文庫版には手をつけないままになっていたり……。

 感想。とりあえず、諸事情から周囲に壁を作っている高飛車美少女が不思議と人好きのするニート青年と恋に落ちる話という理解でよろしいでしょうか(殴) え、だってわざわざ地の文で「これほど最低最悪の出会いもなかった」と書かれてるってことは、これから互いの印象がひっくり返るってことですよね?(聞くな) まぁとにかくこの二人については、最後になってようやく顔を合わせたという段階なので、次巻以降の展開に期待。
 ……えーと、趣味に走りまくった戯言はさておいて。内容は、昭和初頭の東京で発生した奇妙な人食い事件と時をほぼ同じく、陰陽師・神島一族の京都本邸に不遜な挑戦状を叩きつけてきた新興宗教団体。若干14才ながら神島の当主を務める桐子は、自らの手で事態を収拾するべく使役鬼2人を伴い東京を訪れたのだが――という感じで、真っ当な伝奇小説。必要な部分は適宜説明が入っているので、これまでのシリーズを読んでいなくても多分大丈夫だろうと思いますが、選集2巻はおさえておくと良いかも。
 傲慢にも思える桐子の振舞いですが、そう振舞わざるを得ない事情や彼女の心の傷の深さはこの巻で語られる情報からでも十分察せられるだけに、その凛とした立ち姿に惚れ惚れする一方でなんだか複雑な心境になってしまいます。それだけに、(主に聖との喧嘩の最中)時折覗かせる歳相応な表情に和んだり。あと、桐子の方針を巡っての宇和野氏とのやりとりも良かったです。格好良い小父様は大好き。
 一方、ひょんな縁から聖と知り合った青年・志郎。現世と異界を行き来する特異な能力を持つ彼、今回は周囲につつかれつつもまだ部外者的な位置にいましたが、このまま桐子たちと行動を共にすることになるのか。次巻での動きが気になるところ。母親がアレ(作中では全く隠されていませんが、一応伏せる)ということも、なにか意味があるのでしょうか(同系統といえば同系統ですよね) それにしても、聖は相変わらずマイペースというかなんというか……本当、良いキャラしてると思います。

 なんとも続きが気になる引きなので、出来るだけ早く続刊が出ればいいなーと思います。

作品名 : 封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ1
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 霜島ケイ
出版社 : 小学館ルルル文庫(小学館)
ISBN  : 978-4-09-452008-8
発行日 : 2007/5

WordPress2.2にアップグレード。

アップグレードは8月予定の2.3を待ってからのつもりだったのですが、2.1系で脆弱性が発見されたらしいので急遽アップグレード実施。
ついでに今回はMEから本家に乗り換えてみた。
幸い大きなトラブルはなにもなく(サーバー側での文字化け対応を忘れて表示がおかしくなったりしましたが)作業終了。
ざっとみた感じ不具合はなさそうかな?

追記。各エントリーでカテゴリーの表示順が変わってるのにきがついたので、いろいろ試行錯誤。けど、いまいち思ったとおりに表示されない。……まぁ、別に問題ないからこのままでいいか(適当)

『プリンセスハーツ ~麗しの仮面夫婦の巻~』[高殿円/小学館ルルル文庫]

 高殿さんの「パルメニア」モノ、ビーンズ文庫を飛び出して久しぶりの新作。今回の話は、これまでの作品でも何度かその名は挙がっていたアジェンセン王ルシードと「廃園王女」メリルローズの物語。作者ファンに分かりやすく言い換えるなら、アイオリアの祖父母の話。ちなみに買ったのは通常版(ドラマCDとか聞かないので)

 こういうのも一応仮面夫婦になるのかな、と思いつつ読了。ルシードとメリルローズ――の替え玉として嫁がされてきた少女ジルの関係は、今のところ「パルメニアを併呑する」という共通の目的で繋がった仲間関係というところでしょうか。もっとも、お互い微妙ーに意識しはじめているようではありますが。でも、具体的に関係が進展するのはまだ当分先にはなりそう。
 内容に関しては、まぁ高殿さんのパルメニアなら鉄板だろうと思っていたとおりの出来というか。主要登場人物の紹介と公国に仕掛けられた陰謀を同時進行させつつの物語展開は、安定して面白く最後まで楽しんで読めました。ああそういえば、ジルとあの星霊が繋がっていたのは意外でした。

 続刊への伏線や謎もあれこれ配置されているので、適度にこの先の物語が気になります。ジルが嫁いできた当時の話もちょっと気になるなー。

作品名 : プリンセスハーツ ~麗しの仮面夫婦の巻~
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 高殿円
出版社 : 小学館ルルル文庫(小学館)
ISBN  : 978-4-09452009-5
発行日 : 2007/5

本日届いた本をざっと見る。

……何度見ても『村田エフェンディ滞土録』文庫版の装丁はイメージと合わない……そして帯ももうちょっと雰囲気に気を使ってくれてもいいじゃないかと思う(←思い入れの強い作品だけに点が辛い)
『天河』はまぁ、原作読者へのファンアイテムという感じですか。最初からさほど期待してなかったので、まぁこんなものだろうというぐらい。この話だけで終わってないし、続刊もでるようです。しかし、どうせならやっぱりユーリの登場してる話が読みたいのですが。
他、ルルル文庫が何冊か積み上がってますが、本命の『廃帝綺譚』はまだ届かず(明日明後日ぐらいになりそう) 到着までに何冊消化できるかだな……

追記:例によって体調が悪く他にすること(できることとも言う)がなかったので、結局全部読了。最初からこれは安牌だろうと見当つけてた高殿さんと霜島さんは予想に違わず満足。この二つは多分感想書く。タニス・リーは言わずもがな。あとの作品は……まぁ、好みに合うかどうかかと。