9月1週目の購入メモ。

『柳生百合剣』[荒山徹/朝日新聞社]【bk1boopleamazon
『Y十M -柳生忍法帖-8』[山田風太郎(原作)・せがわまさき/ヤングマガジンKCスペシャル]【bk1boopleamazon
『妖玄坂不動さん 妖怪物件ございます』:[ももちまゆ/新書館ウィングス文庫]【bk1boopleamazon
『虎の城(上)』[火坂雅志/祥伝社文庫]【bk1boopleamazon
『虎の城(下)』[火坂雅志/祥伝社文庫]【bk1boopleamazon
『秘曲 笑傲江湖4 天魔復活す』[金庸/徳間文庫]【bk1boopleamazon
『さらば愛しき大久保町』[田中哲弥/ハヤカワ文庫JA]【bk1boopleamazon
『キューピッドの涙盗難事件』[真瀬もと/理論社ミステリーYA!]【bk1boopleamazon

『柳生百合剣』はまとめて読むとやっぱり酷いなぁと思いました(←褒めてます)

『DOORS I まぜこぜ修繕屋』[神坂一/角川スニーカー文庫]

 現在も「ザ・スニーカー」誌上で連載中の神坂氏の新シリーズ。連載は全く読んでないのですが、とりあえず購入。

 感想。なんというかもう、素晴らしくアホな話でした。(←誉めてます)
 基本設定は、無数の平行世界がなぜか変な具合に混じってしまい、なぜかそれらの世界とつながるドア(もちろん無数)が自宅にできてしまい、なぜか「普通」の状態を覚えている女子高生とその妹が、世界を元の姿に戻している青年と出会い、彼の手助けをするため一緒に異世界に(日帰りで)旅立つ、というもの。この設定を背景に、一話完結で話は進んでいくのですが、「おかしな具合に混ざった平行世界」のネタの数々が不条理にも限度があるという感じだったり、あまりにくだらなさすぎたりして笑えます。触手とかありえないから。
 まぁストーリィは有って無きが如しという感じですが、理不尽コメディなんだからその辺はもう横においておくのが正解でしょう(適当)

 そんなこんなで肩の力を抜いて気楽ーに読めて面白かったです。次巻ではどんな世界が出てくるのか、ちょっと楽しみです。

作品名 : DOORS I まぜこぜ修繕屋
    【 amazon , BOOKWALKER , honto
著者名 : 神坂一
出版社 : 角川スニーカー文庫(角川書店)
ISBN  : 978-4-04-414618-4
発行日 : 2007/8/31

『マギの魔法使い エメラルドは逃亡中!』[瑞山いつき/角川ビーンズ文庫]

 今年始めに完結した「スカーレット・クロス」に続く瑞山さんの新作は『オズの魔法使い』を下敷きにしたファンタジー。

 今回の話は一言で言えば、メンバー初顔合わせ&旅の始まり編というところ。尊敬していた白魔女の曾祖母が他界して数日後。見習い白魔女のエメラルドが謎の集団に誘拐されるところから物語が始まります。
 感想は、1巻目としては無難に面白いという感じ。それぞれ一癖ある登場人物たちのやりとりがなかなか楽しかったです。個人的に苦手な逆ハー要素がなくもないけど、今のところはそんなにあからさまでもない、というか登場人物のほとんどが強かというか打算的な考えでエメラルドに接してるのであまり気にならずにすみました。

 それぞれの思惑から聖都マギを目指すことになった一行(遅れて追いかけている人1名)は、この先どのような冒険を繰り広げ、旅の最終目的地ではどのような結末が待ち構えているのか。続きが地味に楽しみです。

作品名 : マギの魔法使い エメラルドは逃亡中!
    【 http://amzn.to/2oeBE6G , honto
著者名 : 瑞山いつき
出版社 : 角川ビーンズ文庫(角川書店)
ISBN  : 978-4-04-449711-8
発行日 : 2007/8/31

WP2.3のリリースは9月24日。

見落としてましたが、公式ブログでリリース日程が既に発表されてたのですね。
さらに、正式リリースまでは毎月曜日にβ版を提供していく模様。(現在Beta 2配布中)
……まぁでも、乗り換えるのは正式版が出て日本語リソースが発表されてからかな。

『珠華繚乱』[宇津田晴/小学館ルルル文庫]

珠国の王女、蓮祥は父王の命令で隣国・幡の嫡子と結婚することになった。尋常でないのは、相手が王女で、蓮祥は婿候補として幡に出向かねばならない、ということ。父の説得(?)折れる形で幡にやってきた蓮祥だが、幡王宮ではある陰謀が進行中で、蓮祥の否応なくその動きに巻き込まれることになる。

 第一回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門、佳作受賞作。とりあえずお試し購入。

 良くも悪くも直球勝負な話。サクサク読めて適度に楽しめたけど、先の展開やら何やらがあまりに分かりやすすぎて正直物足りなかったです。もうちょっとぐらいひねってあったほうが良かったと思うんだけどなー。あと、個人的には登場人物全員がヒロイン大好きすぎるのもどうかと思った。いや、確かに良い子ではあったと思うけど……でもなんというか、ねぇ?

 駄目出しばっかりしたような気もしますが、文章はそう悪くなかったと思いますし。次回作には適当に期待してます。……普通に考えたら、多分これの続編がくるんだろうなぁ。

作品名 : 珠華繚乱
    【 amazon , BOOKWALKER , honto
著者名 : 宇津田晴
出版社 : 小学館ルルル文庫(小学館)
ISBN  : 978-4-09-452023-1
発行日 : 2007/8