1月1週目の購入メモ。

『Y十M -柳生忍法帖- 9』[山田風太郎(原作)・せがわまさき/ヤングマガジンKCスペシャル]【amazonbooplebk1
『倚天屠龍記1 呪われた宝刀』[金庸/徳間文庫]【amazonbooplebk1
『倚天屠龍記2 黒い刻印』[金庸/徳間文庫]【amazonbooplebk1
『イスラーム農書の世界』[清水宏祐/山川出版社世界史リブレット]【amazonbooplebk1

WordPress2.4リリース中止。

開発時間の都合なのか? よく分かりませんが、とにかく次期バージョンは3月予定の2.5になった模様。
必然的にもうしばらくは2.3のお世話になりますが……そうなると、バージョンアップと一緒にやろうかと考えていたサーバ移動、先にすませたほうがいいのだろうか(先日から続いている管理画面の不具合が、地味にやっかいなんですよねぇ……)

『夢の守り人』[上橋菜穂子/新潮文庫]

 短槍使いの女用心棒バルサの物語、文庫版第3巻。
 前巻『闇の守り人』で精神的に一つの区切りがついたバルサは、今回はほぼ脇役。代わりに焦点が当たるのは、『精霊の守り人』で重要な役割を担ったタンダとトロガイ師。内容は思いっきり要約すると、人の夢を糧とする「花」の世界に囚われた人々を巡る物語、ということになるでしょうか。「夢」というものが重要な位置に据えられているためか、殺陣の場面もあるものの前2作と比べるとぐっと落ち着いた、静かで幻想的な印象を受けました。

 優しい夢に囚われ、そこに留まっていたいと願う人の心の描写が切ない。そして、その心が自然なものとして理解できるからこそ、一度は夢に囚われても再び現実に向かう人々の強さがより鮮やかに映ります。
 メインストーリィ以外でも、花に囚われた人々に感じたものとはまた違う切なさを感じさせてくれるトロガイ師の過去の話と「彼」との別れの場面、バルサとタンダの単純な言葉で表現するのが憚られるほどに強い絆、そして、皇太子として王宮に戻りながらも父帝との間に埋めがたい溝を感じているチャグムの立場など、いろいろと気になるエピソードが配置されていて楽しめます。

 さて、このままのペースで順当に文庫化が進むなら、次は夏ぐらいにチャグム主役の『虚空の旅人』かな。とりあえず、楽しみに待とうと思います。

作品名 : 夢の守り人
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著者名 : 上橋菜穂子
出版社 : 新潮文庫(新潮社)
ISBN  : 978-4-10-130274-4
発行日 : 2007/12/21

2008年・年始の挨拶。

明けましておめでとうございます。
旧年中は「空想堂」をご贔屓にしていただきまして、ありがとうございました。
2008年ものんびりペースで更新していくつもりですので、よろしくお願いいたします。

さて、今年の目標設定。
まずは去年に引き続き自己投資ですねー。当面の目標としていた日商簿記2級は無事取得したものの、そのあと始めた日商簿記1級の勉強はなんとなく気が抜けた感じであまりちゃんと勉強できてないので、気合を入れなおして頑張ろうかと。他、将来的なことを考えて役に立ちそうな勉強はしていきたいなぁと思ってます。
あと、ダイエット。昨年唐突にフィットネスDVDにハマった(今も一時期ほどではないけどまだまだ熱は継続中)おかげで、ぷくぷく太っていた体型も標準体型にまで戻ったのですけど、個人的理想体重まではもう少しなので……。

今回の年越し本は『私説三国志 天の華・地の風 六』[江森備/ブッキング]になりました。
……面白さについては文句がないとはいえ、なんでわざわざ確実に(いろんな意味で)ダメージ受ける本を選ぶのかと自分に全力でツッコミたいです。まぁ、5巻とか最終巻でなかっただけまだマシか……