三侠五義をベースにした少女マンガの16巻目&完結巻。
主役カップルもようやく邪魔がなくなってくっついたし、その他も収まるところに収まったし、まぁ一言で言って大団円な終わり方だったなーと。どうなるのか気になっていた玉堂の扱いですが、さすがに原作通りにはできなかったかー。まぁ、ほぼ確実に助かるだろうとは予想ついてたけど……それ以外でもあまり意外性をついた展開はなく、カバー折り返しにも描かれているとおり終盤は結構駆け足になったりもしているので、ちょっと物足りなさもあったかも。しかし、あれ以上引っ張られても正直……だったろうし、そのあたりのさじ加減は難しいところですねー。
えーと、シリーズ全体としては、途中(主に主役カップルの恋愛がらみで)辟易するようなことも多々ありまくりましたが、題材に対する興味もあったし今どき珍しいぐらいストレートな話はなんだかんだで楽しめたので、それなりには満足でした。作者のお二方、長い間お疲れ様でした。
作品名 : 北宋風雲伝 16 【amazon ・ boople ・ bk1】
著者名 : 滝口琳々
出版社 : 秋田書店(プリンセスコミックス)
ISBN : 978-4-253-19394-8
発行年月 : 2008.6