偶然の出会いからわけありの軍艦に配属されることになった軍人・ロディア(男装の麗人)とその仲間たちが活躍する海軍出世物語、第5巻&完結巻。発売直後に読了していたんですが、感想書くの忘れてたので(殴)
感想。ロディアさんは最後まで男前なヒーローだった。いや、ランセとのやりとりとか、乙女な面もありましたけどね。最初に出てくる感想は「男前な人だなぁ……」に落ち着くという。あとは、アルデアが素敵すぎた。しかし、後日談的記述は……そういうことになるのも、また彼らしいのかなぁ。その他、カロルやキニス、ルーナ・ノアたちレーン号の面々やこれまで物語を彩ってきた人々にもそれぞれ見せ場があったのがよかったです。
物語全体を見れば、ロディアとランセとの関係やら旧神との戦いの行方やら、その辺だーっとまとめて一応の大団円にまとまった感じ。いろいろととりこぼしというかかっとばされてた部分もあったので、正直、もう1~2冊ぐらいかけて丁寧に書いてほしかったなぁと思わなくもない。まぁ、変に引き延ばすこともなくコンパクトに収まったのも悪くはないとも思うんですけどねー。うーん、このあたりは難しいなぁ。
あとがきにもあったように、この戦いが終わった後もまだまだ彼らの人生は続くわけで。その後、彼らがどんな人生を歩んだのか――後日談の僅かな記述からいろいろと妄想を膨らませてしまいますね。とりあえず、これまで苦労した分、皆幸せになるといいよ。