『悪魔のソネット 豪華客船は悪魔と一緒』[栗原ちひろ/角川ビーンズ文庫]

 逆ハーラブコメ+退魔バトルファンタジー、「悪魔のソネット」第3巻。事前の予想通りルーナエが出番増な巻でした。

 感想。えーとまぁなんというか、尊大な態度は変わりないものの最終的にはジャスティンに手懐けられているルーナエが大変微笑ましかったです。あと、ジャスティンとレクスのらぶも順調に育っている模様。ただ、「悪魔が人間らしくなる」ことに関してやや不安な要素が提示されたのが気になるところ。彼らがわいわいやってる姿を見るのは楽しいので、悲しい終わり方にならないといいなぁと思います。
 そんなこんなで着実に関係を深めているジャスティンと悪魔たちにほのぼのする一方、彼女たちにそれぞれの思惑で関わる人々の思惑のドロドロ具合も着実に上昇中。不穏な空気が色濃く漂いはじめた状況が大変に面白かったです。つーか某御仁の発言は、最初からこの人黒いだろうとは思ってたけどやっぱり黒いなぁと思うなどした。

 あとがきによれば、次巻は首都編。物語も容赦なく佳境に突入していくとのことで・・・ということはあと2~3巻で幕が下りるぐらいの構想なのかな? ともあれ、この先いったいどんな展開が待っているのか。続きを楽しみに待つことにします。

作品名 : 悪魔のソネット 豪華客船は悪魔と一緒
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著者名 : 栗原ちひろ
出版社 : 角川ビーンズ文庫(角川書店)
ISBN  : 978-4-04-451411-2
発行日 : 2009/7/1

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