2007年に引き続き。人へのオススメとか何も考えず、これは良かったor面白かったと思う本をライトノベル・それ以外の作品からそれぞれ5点以内で列挙してみる(作者五十音順) ちなみに今年感想を書いた本は「読書の夏」の一括感想も含めて130冊でした。
だらだら書いてたらなんだか見にくくなったような気がするので記事分割。まずはライトノベル作品5点からー。
『BLACK BLOOD BROTHERS 9 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近-』[あざの耕平/富士見ファンタジア文庫]
太陽と月の世界に遍く広がった波紋が、さらに大きな流れとなって還ってくる展開に泣きそうになりました。
『オイレンシュピーゲル肆 Wag The Dog』[冲方丁/角川スニーカー文庫]/『スプライトシュピーゲル IV テンペスト』[冲方丁/富士見ファンタジア文庫]
2冊だろうがというツッコミが聞こえてくるような気もしますが、まぁほら、このシリーズはもう切っても切り離せない関係ですし。一つの話の裏表ということで例外的に(適当)
肝心の内容はもう、凄まじいの一言しかありませんでした。あと、ゲストのアメリカ人二人は格好良すぎだ。
『オペラ・アウローラ 君が見る暁の火』[栗原ちひろ/角川ビーンズ文庫]
事前に予想していた悲劇を、作中人物たちが頑張って覆してくれたのが嬉しかったです。終わりよければすべて良しと言いたくなる、綺麗な終幕でした。
『マーベラス・ツインズ契4 貴公子の涙』[古龍/GAMECITY文庫]
古龍迷としては、やっぱり外せません。互いに存在を知らず、殺し合うように仕向けられた双子とそれぞれの事情から二人に関わる人々の運命(+恋愛模様)や如何に。
……新章は携帯配信だけじゃなく、紙媒体でも発売してくれますように(祈)
『アンゲルゼ 永遠の君に誓う』[須賀しのぶ/集英社コバルト文庫]
過酷な運命を与えられた少女の成長と戦いの物語。あまりに切なく哀しい彼女の決断と彼の誓いに、いつか奇跡が起きてくれることを祈らずにはいられませんでした。
次点は『翼の帰る処(上・下)』(妹尾ゆふ子)、『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ4』(霜島ケイ)、『暴風ガールズファイト2』(佐々原史緒)、それから『死が二人を分かつまで 4』(前田栄)。
『翼の帰る処』と『封殺鬼』はそれぞれ土台がしっかりしているので、安心して読めました。『暴風』はラクロスに打ち込む女子高生たちのスポ根熱血青春が非常に楽しゅうございました。『死が二人を~』は、メインの二人の決着よりも、ミカエラの最強ぶりと最終巻でのヘンリー×J.C.の微妙な関係にごろごろさせられたのが印象に残ったです(それはちょっとどうなんだ)