池袋を舞台に、それぞれ何かがキレた連中が繰り広げる群像劇、久しぶりの第4巻。
今回は新キャラ顔見世編というか次巻への布石編というか、おおむね平和な(?)日常編というか、まぁそんな印象が残った巻でした。……臨也が事態に積極的に関わってこなかった(というか蚊帳の外だったというかいろんな意味でハブられてたというか)から、余計にそんな印象が強くなったのかもしれません。
感想としては……とりあえず、臨也妹×2はキャラが濃いなぁと思ったり。逆にシズちゃんの弟は想像していたより若干大人しめだった(それでもやっぱりそれなりには濃い) そのほかにも新キャラ数名が投入され、結果的に(この作品の)池袋人外魔境化が良くも悪くも進行。ああそういえば、ダラーズサイトにちょくちょく出没していた(様な記憶がうっすらとある)九十九屋も普通に登場してきましたね。そのうちこの人も本格的に絡んでくるんだろうか。
ともあれ新旧多様な役者が揃った上に、臨也も積極的に絡んでくるだろう次の話は一体どんな騒動になるのか。期待しながらのんびり待ちたいと思います。
作品名 : デュラララ!!×4
著者名 : 成田良悟
出版社 : 電撃文庫(メディアワークス)
ISBN : 978-4-8402-4186-1
発行日 : 2008/3/10
“『デュラララ!!×4』[成田良悟/電撃文庫]” への1件の返信