いつもつらつら感想書いてきましたが、今回はこれまで購入していた最大要因である荒山徹氏と森福都さんの作品に的を絞って手短に。
『柳生大戦争』(荒山徹)は今回まさかの最終回だったわけですが。
2話までの暴走と比べると、ちょっと大人しめというか普通の伝奇時代小説のふりをしていたような気がしなくもない(←何気に酷い言い草)
……とか思いつつ読んでたら、あの妖術師が登場して雲行が怪しくなり、ラストではそれはありなのかと思わず唖然。えーとえーと、とりあえず友景出てこないともはや全滅フラグ避けられないんじゃないかこれ。
あと、とうとう司馬御大にまで魔手が。今回はまだ揚げ足取りレベルでしたが、以降の作品ではきっとエスカレートして行くんだろうなーとなんとなく生暖かい笑みを浮かべてしまいました。
森福都さんの中国唐代を舞台にした連作短編も今号掲載の『雲門簾』をもって完結。ああ、こういう締め方をするんだ、という感じでした。この後の彼らが今度はどんな人生を歩むのかが気になるところです。
さて、このお二方の作品は無事完結し、今秋には単行本化もされるそうで。加筆があるかどうかも含めて楽しみなところ。しかし、次号以降の購入は執筆陣を見て適宜判断となりそうです。
作品名 : KENZAN! 3【amazon ・ boople ・ bk1】
出版社 : 講談社
ISBN : 978-4-06-214153-6
発行年月 : 2007.7