眠い。

本日は家の用事で朝からいろいろバタバタしてました。で、なんだかんだと疲れたのか、とにかく眠いです。まだ夕方なのに。ちょっと眠気に勝てそうもないし、今晩はゆっくり休んで早めに寝ることにしよう。それにしても、仕方がないとはいえせっかくの休日が潰れたのは痛いよなぁ。えーと次の休みは……ってあああ、よりによって今週6勤だ(凹)

『パラケルススの娘 4 緋袴の巫女』[五代ゆう/MF文庫J]

 「パラケルススの娘」第4巻。今回は前回の話で仄めかされていた遼太郎の祖母・多華女とクリスティーナの過去を扱った外伝です。
 端的にまとめると、遼太郎とはまた違った苦悩を秘めていた多華女嬢が、クリスティーナとの出会いと共闘を経て自分で道を選んで歩き出すと、そんな感じの内容。一連の事件が解決した後、これまで自分を軽く見ていた各分家当主たちを圧倒するほどの威厳を身にまとった多華女の姿は凛として美しいものでしたが、それでも、その前後の描写も手伝ってどこか痛々しくて、なんともやりきれない気持ちになってしまいましたね……。睦月は睦月で、選んだ方法はともかくその想いは本物だと痛いほど分かるわけで……ああもう、切ない上に悲しい主従だなぁ(涙) ゲストの忍と七十郎は思いのほか良いキャラで結構お気に入り。忍は、本編でも何とか登場できるんじゃないかなーと思いますが、無理かなぁ。あとついでに、クリスティーナとレギーネですが、この二人はいつでもどこでも変わってませんでした(笑)
 そして、時間を戻したエピローグでは、今後確実に波乱を引き起こすのだろう事態が。あとがきで「そろそろ話も中盤にさしかかって(中略)大ネタも振れる時期となってきました」と書かれていますが、確かに今後の展開が気になります。今回告げられた先見の言葉もまた、意味深でしたしねぇ。

作品名 : パラケルススの娘 4 緋袴の巫女
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 五代ゆう
出版社 : MF文庫J(メディアファクトリー)
ISBN  : 978-4-8401-1554-4
発行日 : 2006/6

『パラケルススの娘 3 仮面舞踏会の夜』[五代ゆう/MF文庫J]

 うっかり本が行方不明になってしまい、感想書きそびれていた「パラケルススの娘」第3巻。先日ようやく発見したので、4巻の前に簡単な感想。
 今回は、2巻での予告どおり美弥子と一緒に英国に押しかけてきた義妹・和音にスポットが。祖母と因縁のある女吸血鬼に印をつけられてしまった彼女を、遼太郎は救うことができるのか、と、まぁそんな展開で。とりあえず、和音がどんな形にしろ、自分の気持ちを遼太郎に伝えられたのは大きかったんじゃないかな、と思ったり。あとの二人は、あんまり素直にそういうこと口にしそうにない分、一歩リードということで。とはいえ、相手が筋金入りの朴念仁なので、どこまでリードできたかはかなり疑問ですが(苦笑) 他の脇キャラもそれぞれがそれぞれらしく動いていた感じで良かったですね。今回初登場となった玄塚霧月は、この後何処へ向かったのか、また遼太郎たちと関わることがあるのか、そして、かつての主人のことをどういう風に思っているのか――疑問はつきませんね。
 あと、クリスティーナ周辺の設定がまたちらほらと。1巻の段階で予想していたことの一つではありますが、やっぱりそういうことっぽいですね。この辺りの設定が、今後どのような展開に繋がっていくのかがまた気になるところ。

作品名 : パラケルススの娘 3 仮面舞踏会の夜
    【 amazon , BOOKWALKER
著者名 : 五代ゆう
出版社 : MF文庫J(メディアファクトリー)
ISBN  : 978-4-8401-1502-5
発行日 : 2006/2/24

読書調査・2006年5月期。

浅木原書店様にて今月も開催されている読書調査、とりあえず2005年新人の方だけ投稿。改めてみるとあんまり新人作品読んでないな。評判良さそうなのはまたそのうちにでも挑戦してみよう。ちなみにいくつかコメントつけなかったのは、既に読後感想が忘却の彼方に旅立ってしまったからだったり。新シリーズ&単発の方は、またのちほど投稿させていただくつもり。……今度は忘れないように気をつけなくては。

さらについでに今月の『北宋風雲伝』も立ち読みしてきた。

……かなり本気で、床に叩きつけたくなりました。立ち読みだということを思い出して必死で踏みとどまりましたが。いやーそれにしても腹立つなぁやっと主役カップルがくっついて話の本筋進んでくれると喜んでたのに余計な茶々いれるなよあの昏君め(←史実では名君と言っていい人物なんだけど、このマンガの描写ではとてもそうは思えない) まぁ、ここで月華の出生の秘密が絡んできて話がご破算となるんだろうと予想してみたりしてますが、それにしたって月華関係はもういいというかむしろもう勘弁してくれ、と言いたくなってますorz 恋愛方面意外では初期の悪役が退場となり、これから本格的に後半の悪役が出張ってきてくれると思うので楽しみなのですけどねぇ……。