探偵ものの舞台を2作品観てきた話。

三谷幸喜さんの舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」大阪公演と江戸川乱歩作品を下敷きにした新作ミュージカル「怪人と探偵」兵庫公演、どっちも面白そうだなーとチケットチャレンジして、運良く2作品ともご用意されたので観劇してきました。以下、核心部分のネタバレは避けつつさらっと感想。(なお、「怪人と探偵」はNot for meだったのであまり褒めてません)
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宝塚花組「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」を観てきた話。

現トップ男役・明日海りおさんの退団となる公演。ただでさえチケット難の花組なので確保できないかもなあと思っていたのですが、運良く友の会の先着先行で1公演確保! 一度劇場で観たてみたいーと言ってくれていた友人と一緒に観劇してきました。以下、さらっと感想。
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『百鬼一歌 菊と怨霊』[瀬川貴次/講談社タイガ]

まもなく武士の世が始まろうとする平安時代末期、天才歌人として誉れ高い青年・希家と宮仕えの少女・陽羽が都を騒がす怪異の謎を解き明かしていくシリーズ、3巻目にして最終巻。

もう少し続くかなーと思っていたのですが、ここで完結なのがちょっと残念。とはいえ、この先の歴史の流れを思えばここで終わりにしておくほうが慈悲があるような気もするし、うーん。
ともあれシリーズ最終巻となった今回は、かの崇徳院の祟りではないかという怪異に、いつもの面々が巻き込まれていく展開に。事件の真相というより事件の黒幕であった人の想いの深さが印象に残りました。あとはなんだかんだ陽羽ちゃん筆頭に女性陣は結構精神面タフだよね……と思った一方で、希家と義兄の寂漣は、うん、まあ……お互いにいろいろと足りてなかったね、という。しかし寂漣は、彼が以前にやったこと等を考えてもあれぐらいしか落としどころはなかっただろうけど……希家との約束は、いつの日か果たされるといいな。

貴族社会の黄昏もしくは時代の変わり目の薄闇を感じるやや珍しい時期を舞台にした、興味深いシリーズでした。次の作品も楽しみにしています。

作品名 : 百鬼一歌 菊と怨霊
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著者名 : 瀬川貴次
出版社 : 講談社タイガ(講談社)
ISBN  : 978-4-06-516532-4
発行日 : 2019/8/20

『営繕かるかや怪異譚 その弐』[小野不由美/KADOKAWA]

とある営繕屋の青年が関わる、「家」に絡んだ怪異の物語、約4年半ぶりの続刊発売です。

1巻と比べると、「家」が直接の原因ではない出来事が多めではありましたが、怪異との距離の取り方が絶妙なのは変わらず。それにしても尾端氏はいったいどこでああいう「修繕」方法を身に着けたんだろうかとだんだん不思議になってきました。あと、彼の友人で密かにやっかいな事案に遭遇してる確率が高そうな堂原氏、描写がやや少なめなのもあってなんだか気になる。
収録されている作品は、1巻と同じく6編。個人的に好きなのは「芙蓉忌」。1巻に収録されていた「雨の鈴」にも似た、どうにもならない禍をどうするのかと思ったら……確かににそれぐらいしか打つ手はなさそうだけど「なるほどな???」となるなかなか力技な対応だった(笑) しかし、貴樹(この話の視点人物)がまだ「芸妓」に心が囚われたままなのと投げ込まれる文が、なんとも言えない気分にさせてくれますね……。その他では、「まつとし聞かば」と「まさくに」が印象的でした。

また数年後にひょっこり3巻が発売されるのかな。楽しみです。

作品名 : 営繕かるかや怪異譚 その弐
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著者名 : 小野不由美
出版社 : KADOKAWA
ISBN  : 978-4-04-106046-9
発行日 : 2019/7/13

宝塚星組「GOD OF STARS-食聖-」を観てきた話。

現トップコンビ・紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの退団となる公演。時々一緒に観劇に行く母がこのおふたりのことを気に入っていたので、たまには親孝行するかとチケット取って行ってきました。以下、いつものようにさらっと感想。
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